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すだこばし交番の秘密
 6年かけて、やっと昨日圭ちゃんにプロポーズしたと告白したスダコ。
 すだこばし交番は女子高生たちの歓声に包まれました。

 長い話を聞かされた鮎ちゃんたちが帰ろうとあいさつした時のことです。
 曇り空の窓の外を見たスダコがつぶやきます。
 「あ、圭ちゃん」

 あいあい橋で小学生を引率する圭ちゃん。

 あいあい橋での出会いの時は中学生だった圭ちゃん。今や29歳の大人の女性です。
 (ぜひとも映像で見てみたいですねえ~、僕の空想ではガッキーです)



 (突然すみません。この映画でファンになりました)

 大勢の一年生の前で、圭ちゃんが拡声器で話し出します。
 「ここが天の川にかかるあいあい橋、織姫と彦星が一年に一回だけ会える橋なんです」
 暗い空から雨が降り始めました。
 「今日みたいに雨が降ると、川の水が増えて二人が逢えなくなってしまいます」

 一年生がざわつきます。
 「かわいそー」
 「一年に一回だけやのに・・・」
 
 「そんな時、かささぎって鳥がやってきて、いっぱい連なって橋を作ってくれたの、それで二人は逢うことができたの・・・」

 交番を後にした鮎、みき、せりなも後ろで聞いていまいた。
 みんながバスに乗るとあいあい橋の上で三人が話し始めます。

 「かわいかったね、織姫さん」
 「お巡りさんにはもったいないかな?」
 
 鮎ちゃんが遠くを見つめながら「そ、そ~かな?」とつぶやくと天の川の川面に魚がポチャリと跳ねました。

 「雨か・・・」
 交番の窓から圭ちゃんを見ていたスダコは日誌を書き始めます。

 雨はますます強くなり、、、
 あいあい橋には圭ちゃんも鮎ちゃんもいなくなりました。
 時々思い出し笑いをするスダコ。不気味である。
 急に立ち上がって壁ドンし、キスの真似をするスダコ。かなり不気味である。

 立ち上がり、ふと窓の外を見ると、、、
 あいあい橋の上に牛やんがずぶ濡れのまま立っています。
 スダコの不気味な微笑みが一瞬で消えました。
 
 ・・・そりゃ~あたりまえですよね、スダコは「今日あいあい橋に牛やんが来なかったら僕のお嫁さんになってくれ」って圭ちゃんに言ったんだもんね・・・

 スダコは交番の中を落ち着きなく行ったり来たりしており、そのうち空手の型なんか始めたりして落ち着きません。
 
 舞台はあいあい橋に代わります。(もうちょっと辛抱して・・・)
  • (2020-08-03 00:43:36)