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動物川柳の秘密 3
 前々回より腎臓障害のセミナーの話が続きました。

 血液検査において、腎臓機能の低下は主にBUN(尿素窒素)とCr(クレアチニン)が利用されます。
 ところが・・・
尿素窒素.JPG BUNは腎機能の低下だけでなく、、、

 様々なことで上昇します。

 そのためCr(クレアチニン)を指標にすることが多いのです。
 講師の竹村先生が言っておられました。
 「Crは正常値なのにBUNが高い時は、まず食事を疑ってください」

 そして、一番疑うのはお父さんだと・・・
 腎臓が悪くなるとタンパク質の制限食を与えます。
 するとBUNは少し下がるはずなのですが、、、

 動物川柳を思い出しました。(2017-09-15「動物川柳の秘密2」をご覧ください)
 じつは、大阪動物夜間急病センターが毎年『動物川柳コンテスト』を開催しています。

 賞は取れませんでしたが、僕も考えました。

 「父帰宅、、、おかえりなさいは、、、ワンコだけ」
 「晩酌の、、、唐揚げわざと、、、落とす父」      

 どうです?
 哀愁漂うお父さんの姿が思い浮かびませんか?

 残業から帰った父、玄関には鍵がかかっています。
 母や娘を起こさないように、静かに静かに鍵を開けます。
 それでも、、、
 愛犬たちは、どう見ても笑顔で並んで座っています。
 当然、父の目を見つめて、、、
 「お・か・え・り」としか聞こえてこない唸り声。

 台所に向かう父の足元に群がる愛犬たち。
 コケて踏んだら大変だと注意深く進みます。
 冷蔵庫を開け、晩御飯の残りの唐揚げを「チン」します。
 笑顔で缶ビールを取り出し、テーブルに座ります。
 足元には・・・

 落としますよねえ~

 かくして蛋白制限は破られていくのです・・・

 ところが、、、Crにも弱点はありまして、、、
 筋肉で作られているので筋肉量が多いものほど高値になります。
 人では男性の正常値は女性よりも高いのです。(筋肉量が多いから)

 ところが犬猫の正常値はオスとメスの差すらありません。
 猫はあまり体格差がないけど、犬はメッチャ違うやろ!

筋肉.JPG だから大型犬の方が小型犬より高いのだ。

 
  • (2019-02-21 01:24:33)
人工知能の秘密 3
 前回「AKIとCKD」についてのセミナーに出席したことをお知らせしました。
 じつは、AKIとCKDの間にAIのお話があったのです。

クラウド.JPG ちょっと僕の頭では理解しにくい演題です。

 それでもAI(artificial intelligence)が人工知能である位は知っておりました。

 飼っている犬や猫が心配な状態の時、相談にのってもらえるアプリが開発されました。
 「AIドクターホームズ」って言うらしいです。

 事前の質問(問診)結果を持って獣医さんに来院する時代になります。
 うちはまだ紙のカルテですが、、、電子カルテに変えなくてはならないでしょう。
 この電子カルテは病院に置かれているわけではなく、どっか遠い所の蔵(クラウド)にしまわれており、随時そっから持ってきて使用されるのです。

 利点としては、その蔵にはぎょ~さんの病院のカルテが集まるわけで、これがビッグデーターとなり、色々な病気の情報が解析されるようになります。
 これをまた人工知能がものすごい速さで勉強して賢くなっていくわけです。

 飼主さんにとってはバラ色の未来がやって来るわけですが・・・

 僕は、ど~しても、ほんのちょっとだけ心配していることがあります。
 AIの獣医学的利用に関してはええことだらけだと思うのですが、、、
 こんなすばらしいものはすべての分野が利用し始めているでしょう。

 一番活発な開発競争が起きているのは『軍事』ではないでしょうか?
 僕の浅はかな考えでは、核を開発するより一番かしこい人工知能を持った方が強いのではないかと思うのです。
 だから『核』が話題になっていますが『AI』の方が水面下ですごい競争になっているのではないかと思っています。

 そのAIと言えば、、、それを搭載しているロボットが思い浮かびます。
 「ロボット工学三原則」って知ってはりますか?
 人間への安全性・命令への服従・自己防衛の3つの原則がロボットには組み込まれています。
 
 軍事利用する時「人間への安全性」を外さざるを得ないと思いませんか?

 そんなわけで僕はAI開発は「そろそろやめにしませんか」と思っています。
 じつは、故ホーキング博士やビルゲイツさんなど僕と同じ考えの人も多いのです。

マトリックス.pngターミネーター.png

 映画好きならわかるでしょうが、マトリックスやターミネーターがSFではなくなる日が近づいているのではないかと心配しています。
 つまりはAIの暴走です。

PS:ぜひ2016-05-14「ロボット工学の秘密」読んでみてください。また右上サーチで「2045」を検索してもらうと2045年位に強烈にかしこいAIが誕生するだろうという話がいっぱい出てきます。
  • (2019-02-13 09:43:02)
腎臓障害の秘密
シンポジウム.JPG 昨日の夜(2/11)はセミナーに出席。

 ロイヤルカナン社のヴェタリナリーシンポジウム2019『AKI(急性腎障害)とCKD(慢性腎臓病)』です。
 祝日の夜6時からにもかかわらず、ぎょーさん人が来ておりました。
 僕はと言えば、、、けっして軽食が出ると聞いて出席したわけではありませんが、とりあえずサンドイッチやスイーツはメッチャおいしかったわけで・・・

 ロイカナさん「本当にありがとうございました」
 「美味しゅうございました」

 で、講義内容なのですが、、、

急性腎不全.JPG 北里大学の岩井先生のお話。

 急性腎障害(AKI)では見逃されやすい尿管結石の話が印象に残っております。
 人の場合なら激烈な痛みで救急車が呼ばれることも多いようですが、、、
 犬や猫では彼らの痛みを飼主さんだけでなく獣医さんも認識しにくいようです。
 特に猫はわかりにくいので、気を付けてください。
 食欲がないとか、高いところに登らない、抱かれるのを嫌がるなんて症状にもお気をつけください。
 おまけにレントゲンやエコー・CTにも映らないことがあるらしく、厄介です。

 そして、2016-05-03「心電図の秘密」に記載した、驚異的に授業が上手な竹村先生の登場です。

慢性腎臓病.JPG 日本一わかりやすい慢性腎臓病(CKD)です。

 先生は循環器もご専門でして、MR(僧帽弁閉鎖不全)もCKD(慢性腎臓病)もやせない方がいいとおっしゃいます。食いしん坊の味方で、僕にとっても安心な先生です。
 きちんと論文でも証明されているようでして(エビデンスあり)、やせていく子よりも太っていく子の方が平均寿命は長いようです。

 だもんで、、、
 もしもCKDって診断されたら、お水を飲むことや、フードを食べることに注意を傾けてください。

PS:じつは岩井先生と竹村先生の授業の間に石田先生の「IBM Ciudを活用する動物病院向け医療プラットホームの展開と人工知能による診断補助ツール実用化」???というお話があったのです。次回にでも・・・
 
  • (2019-02-12 17:28:17)
週刊朝日2019年2月8日号より
 生徒に挑発された教師が生徒を殴ったニュースを見て思う。40代以上の男性で、過去、学校の先生に殴られた経験のある人って何人くらいいるのだろうか?

 僕は中学1年のときに一度ある。僕のクラスではいじめがあった。A君という男子がいつの間にかいじめられていることに気づいた。休み時間、プロレスごっこ風だが、明らかにA君が一方的にやられている。倒れたA君の上にどんどん人が乗っていく。肉体的なことだけではなく、A君を無視したりする生徒も出たりして。そして、ある生徒は、休み時間、A君の机の上に、バケツを持っていき、鉛筆でバケツをたたき、葬式ごっこを始めた。A君が泣いていた。僕は学級委員長だったが、いじめを止めることもできず、一緒に笑っていた。

 最悪だ。いじめはしばらく続いた。担任の先生は女性だった。多分、どこかで気づいたと思うが、自分では止められないと思ったのだろう。ある日突然、別のクラスの男性教師、B先生が、教室にやってきた。顔つきが違う。

 「男子生徒、全員、職員室に来い」

 行くと、他の先生は誰もいなくて、A君だけがいた。おそらく担任の先生か誰かがB先生にA君のいじめのことを相談し、怒ったB先生が僕らを職員室に呼び出した。B先生は「お前ら、Aのこといじめてたらしいな」と怒鳴った。そして、B先生はノートを出した。そこには、A君に事情聴取したことが書かれていた。誰にどんないじめをされたのか書いてあった。B先生は「おさむ、来い」と言って、最初に僕を呼んだ。

 何をされるんだろうと思って、ドキドキした。B先生は言った。「お前、学級委員長だろ?」と。僕は恐怖のあまり「僕はいじめてません」と最低のことを言った。すると、B先生は「学級委員長でありながら、いじめを見過ごしてるのが一番の罪だろうが」と言って、僕の右頬を激しい力で一発殴った。そこから、始まった。体のでかい生徒のC君は、A君にプロレス技をかけていた。B先生は言った。「お前、ラリアットがどんだけ痛いかわかってるのか?」と。C君が笑いながら「はい」と言うと、B先生はC君にラリアットをした。C君は吹っ飛ばされて、途端に泣きだした。みんな、自分のやったことをB先生にやられた。職員室に、男子全員の泣き声が轟いた。

 その日以降、A君をいじめる生徒はいなかった。止まった。それから数カ月後。新聞に出ていた記事は、とある学校で葬式ごっこといういじめが行われ、生徒が自殺したというニュースだった。ぞっとしたのは僕だけじゃなかったはずだ。あのままいじめが続いていたら、A君も同じことになっていたかもしれない。

 あれから30年以上がたち、たまにあのときのことを思い出す。そして、もし、あのままいじめが止まらなかったら、A君は……。もしそうなっていたら、僕らはいまだに、そのときの罪を背負って生きていかなきゃいけなかった。時代が違うと言われればそれまでだが。僕たち男子の中で、あのときの先生が僕らにしたことを暴力だと思っている人はいないと思う。……と、そんなことを思った。

 ----------------以上、放送作家の鈴木おさむ先生の記事です。------------------

PS:鈴木おさむ先生は森三中の大島さんの旦那さんです。(念のため)

 
  • (2019-02-08 00:55:03)
いじめについて 3
 右上サーチで「いじめについて」とか「いじめ」とか検索していただきますと、結構記載しています。
 なぜか?
 人をいじめたこともありますが、いじめた側の人間は忘れてしまうことも多いので、圧倒的にいじめられた記憶の方が残っているからでしょう。

 僕もつらい思いをしました。
 高校時代が全然面白くありませんでした。
 一応、思春期ですので、クラスの女子の前でやられるのは恥ずかしさの極致でした。

 だから学校が嫌で、自転車通学でしたから、淡路の映画館に逃げ込んでいました。
 唯一残っていた淡路東宝もなくなってしまいましたが、それだけ『映画』に対する思い入れも激しいのです。(2017-06-05「淡路東宝の秘密6」をご覧ください)

 救ってくれたのは、喧嘩に強い連中でした。
 「情けないやっちゃのう、反撃せんかい!」
 休み時間に殴りあいっこして、痛みに慣れさせるというスパルタ方式でした。
 「またやられてるわ」・・・見た目はいじめであったと思います。
 
 しかしながら、そこそこの効果はありまして、あまり怖くなくなった僕は高3も終わりに近づくころ、やっと反撃できるようになりました。

 中学までの僕は平和主義に全く賛同していました。
 (憲法の九条は絶対的に正しいと思っていました)
 高校時代以後、ちょっと疑問を持つようになりました。
 (理想的なものではあると思っています・・・)
 
 暴力を解決するには力が必要!
 たとえ負けてもいいから反撃だけはしないと・・・
 
 そのころ『燃えよドラゴン』が大ヒットします。
 男の子は街中で「アチャー」「アチョー」と奇声をはり上げ、ヌンチャクを振り回していたのです。そして『ROCKY』が封切られるのです。

 そりゃ~はまりますよね!

 今回、また当時を思い出しました。
 町田総合高校での教師の暴力動画がUPされたようです。
 生徒を殴る教師に批判が集まりましたが、ノーカット版がでるやいなや生徒の方にも批判が集まっています。

 こんなヒストリーを持つ僕は、これは先生の反撃だと思ってしまいます。
 ど~しても同情してしまいます。
 どつくのはいけないとは思いますが、何もしない教師より、生活棒に振ってでも体罰してしまった先生の方が熱心な指導者だと思ってしまいます。

 今回のケースはピアスを注意した教師が指導をあきらめ放置していたら、この生徒はどうなっていたんでしょう? おそらくその成功体験は彼の人生にマイナスです。

 彼は先生を怒らせて、暴力教師ぶりを全国配信しようとしました。これは確実に動画と言う名の『暴力』です。だって、拡散させて大勢の人に批判させようとする行為ですから・・・
 しかし、彼のたくらみをあばこうとして「ノーカット版」を公開するのも『暴力』です。この場合も大勢の人に批判させようとする行為にちがいないのですから・・・

 でも、もし、この暴力「反撃」(つまりノーカット版)がなかったとしたら、、、
 先生の立場はどうなっていたでしょう?

 このニュースについて、放送作家の鈴木おさむ先生が週刊朝日に寄稿されました。次回それを紹介したいと思います。
 
  • (2019-02-08 00:06:44)
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