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宝永地震の49日後に富士山が・・・
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2023-03-04「チョコにへんなもの入れないで・・・」から僕が暴露した(ただの妄想です)宝くじの陰謀論で、こんな映画ができないかなあ~と皆さんを空想に付き合わせております。
誰も相手にしないでしょうが、本当に暇な人は読んでみたら面白いかもしれません。
さて、北川女史は何か知っていると感じた堀口刑事は富士経済大学を訪れた。
磯山剛史教授に会うためである。
授業中だったため少し待たされたが、笑顔で面会してくれた。
研究室は学生でいっぱいだったので、堀口は「学食にでも・・・」と連れ出した。
「2011.3.11覚えてますか?」
「東北大震災ですよね」
「あの時僕は伊勢國學院大學で忍者のことを調べていたんです」
「神道ではなく忍者ですか?」
磯山はうなづきながら話を続ける。
「じつは1707年に宝永大地震がありました。南海トラフが動いたんです。その49日後富士山が大爆発しているんですよ」
「ダブルの大災害ですか」
「忍者は各大名にやとわれて色々な仕事をしているので、かならず記録を残しています。探せば出てくる出てくる」
「新しい発見がありました?」
うなづく磯山教授。
「それで僕はこの大学に移ったのです。歴史学者は災害の歴史も調べて、少しでも災害で失われる命を減らしたいとね」
「忍者は人並み外れた身体能力を持っていますから、大津波でも生き残る確率が高いのです。それが記録されていました。3.11の時よりはるかに大きな津波が押し寄せているのです」
「政府は想定外を連発していましたが、調べれば調べるほど想定内です」
うんうんとうなづきながら堀口は尋ねる。
「その忍者の身体能力って、ほんとにすごいんですか?」
「刑事さんはオリンピックの体操選手の技を見て驚かないですか? 忍者は命を懸けて技を習得していたんですよ。僕はあれ以上のことができたと思っています」
「そう言われればそうですね。で、これなんですが・・・」
堀口刑事はスマホ画面を見せる。伊賀上野で撮った細いひもで背負って首を絞める技だ。
「郊外のポツリと一軒家に住んでる服部さんに見せてもらったんです」
「あの人の身体能力はすごい! 若い時なら何でもできたんじゃないかな?」
磯山教授は遠くを見つめながら、少しだけ微笑んだ。
堀口は思った。「教授も何か知っている」
「もう一度教授に聞いてみよう・・・その前に・・・」- (2023-03-20 00:30:24)
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全くチャンバラが出てこない。
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伊賀上野城内に忍者関係の展示場がある。
訪れた堀口刑事は「あっ!」と声を上げた。
伊賀忍者が使用した細いひもとその使用法が記載された古文書が展示されていた。
まさに倉本記者が絞殺されたであろう方法、つまり今朝、服部翁から伝授された方法の絵図だった。
すると、関係者以外立ち入り禁止のドアが開き、倉本記者と仲が良かった北川由紀と磯山剛史(50歳)先生が出てきたのだ。
堀口は驚きとうれしさで目を丸くした。
映画「御算用者(そろばん侍)」
磯山剛史の著書「加賀藩御算用者」が原作の全くチャンバラが出てこない時代劇映画をみて大ファンになったからである。
都合よくかばんの中にその文庫本を持っていた堀口は取り出しながら磯山に近づく。
北川女史が呟く「あ、刑事さん」。
ほんの少し微笑みを見せ、ちょこんと礼をするや否や磯山に話しかける。
「大ファンなんです。サインお願いできませんか?」
人のいい笑顔で頷く磯山。
「江戸時代の経理だけじゃあなく、忍術もご専門なんですか?」
「僕は中学生の時から古文書を読むのが大好きで、何でも知りたいんです」
口を挟む北川女史。
「最近先生は過去の地震も古文書で調査してます」
「将来の地震に備えてね、古文書を読むと東北の震災はほとんど想定内ですよ」
北川女史の計らいで一緒に昼食をとるようになった。
もちろん「伊賀牛」だ。
かなり行儀が悪いと思いながらステーキを口に含みながら質問する堀口。
「先生、忍者ってどうして生計を立てていたんですか?」
「伊賀では各大名から仕事を請け負っていたようです」
「どんな?」
「諜報、情報収集や情報の拡散、まあ、スパイ活動です。その他に戦そのものも請け負っていたようです」
「いつ頃から?」
「一般的には、1336年~1392年の南北朝時代からで、起源は13世紀後半の悪党だといわれています」
「悪党???」
「寺院や貴族などによる荘園制支配に反抗したものでして、 忍者とは言わず、各地方で色々な呼び名で呼ばれていたんです」
「なるほど」とうなずく堀口。
にたりと笑う磯山が話を続ける。
「でもね、、、僕はもっと以前から存在していたと思ってるんだ」
北川の顔がかすかにゆがみ、腕時計を見る。
「先生そろそろ、、、講演に間に合わなくなります」
堀口は刑事のカンと言うやつで、北川女史は何か知っていると思った。- (2023-03-16 01:14:08)
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忍者ならこうするよ。
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朝御飯もごちそうしてもらった堀口刑事は服部翁を質問攻めにした。
「フルコンタクト空手って知ってはりますか?」
「空手なら知っとる」
「寸止めせずに当てる空手です」
「死ぬじゃろう」
「顔面パンチは禁止なので大丈夫です」
「空手から顔面パンチを無くしたら金的蹴りだけになってまう」
「それも禁止です」
「まあ、スポーツじゃな、戦闘術ではない」
「その全日本チャンピオンの首を絞めて殺せる技ってありますか?」
うなずく服部翁。
「しかも抵抗した跡がないんです」
「忍者ならどうします?」
いつの間にか手にひもを持っている服部翁。するりと堀口の背後に回りこむ。
堀口の首にはその時点でもうひもがかけられている。
翁はそのひもを自分の背にかけ背負い投げのように下に引っ張る。
やせた翁の背の上に大きな堀口の背が乗っかり、翁が両手で床に向けてひもを引っ張ると自分の体重で堀口の首が閉まる。
落ちる寸前で首を解放され堀口は・・・
「服部さん、冗談はやめてください。お花畑が見えましたで」
服部翁は笑いながら「忍び足で近づいて一気に落とすんじゃ」
堀口は「ありがとうございました」と逃げるように帰路についた。
近鉄伊賀上野駅でレンタカーを返した堀口刑事は「慌てて大阪に帰ることもないか」と市内をうろつく。
伊賀上野城で驚く人物と出会う・・・
- (2023-03-15 01:28:43)
-
ポツリと一軒家か?
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服部社長から聞いた住所を検索した堀口刑事は思わずつぶやいた。
「ポツンと一軒家か!」
伊賀上野駅を降りてレンタカーを借りる。
カーナビを頼りに山道を走ること40分あまり、そこからは車では無理で、歩くしかなかった。
2時間かけてようやくたどり着くとあたりは暗くなっていた。
藁ぶき屋根の家。出てきた服部は人のいいおじいちゃん堀口智造(80)だった。
「もう遅いから戻れんし泊っていけ」と言われて甘える堀口刑事。
囲炉裏に座らされ、焼き物、煮物、抜群の料理に舌鼓を打ちながら質問する。
お孫さんの服部社長は「忍者ではない」と言ってましたが、、、
「現代に忍者はいやせんよ、でもこの辺は服部だらけで、みんな忍者の末裔ですわ」
驚いたのは翌朝だった。
まだ日が出ていない早朝、緊張からかトイレに行きたくなって目覚めた堀口は、まるで「火縄銃か?」と言うくらい古い鉄砲を背中に担ぎ出ていく智造を見た。
刑事と言う職業柄ではなく、持ち前の好奇心で尾行する。
突然イノシシが智造に向かってけもの道を走ってきた。
目を疑ったのはその時、、、
智造が跳躍し、木の枝にぶら下がると蹴あがりをして枝の上に立ったのである。
20代の若者でも体操選手以外では不可能だろう。
呆然と立ち尽くす堀口。
「バレてしもうたか!」
「やっぱり忍者?」
「修行を続けているだけじゃ、今の世の中で忍術など役に立たんわ」- (2023-03-14 00:45:10)
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プロの仕業か?
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いつもの悪い癖で、宝くじの疑惑関係ばかり捜査する堀口刑事。
人任せばかりだった遺体の捜査から細いひもで絞殺されたことが分かった。
ところが、殺された倉本記者は10年前のフルコンタクト空手の全日本王者である。
「そう簡単に首を絞めることなど・・・?」
「しかも抵抗した跡がほとんどない!」
「プロ、しかも本格的な戦闘術を学んだ者か?」
「いったいどうやって???」
『あっ!夕霧』
夕霧とは自衛隊の専門誌である。
一般書店で売られているものではなく、自衛隊員に配布されているいわば社内報みたいなものである。
まずは自衛隊堺駐屯地近くの印刷会社を訪れた。
「夕霧」を制作する「プロテクト印刷株式会社」だ。
「まずは会社の観察から・・・」と周りをうろついていると、一台のランドクルーザーから降りてきたオリンピック選手のような青年に声を掛けられた。
「うちの会社に何か?」
予想に反して社長の服部鉄也(30歳)は若かった。
髪は短いスポーツ刈り、筋肉質で精悍、まるでアスリートのようだった。
「社長、イケメン細マッチョでジャニーズみたいですね?」
「オヤジが自衛隊員でして、、、小さい時から色々鍛えられまして、、、」
「お父様は特殊部隊か何かで?」
「いやいや、すぐそこの堺駐屯地で隊員の飯を作ってますが、なぜ特殊部隊って思ったんですか?」
堀口刑事は服部の胸の名札を指さし『服部』だからと答えた。
「たしかに出身は伊賀上野ですけど、、、あそこは服部だらけですから、忍者じゃあないです」
刑事は倉本が握っていた「夕霧」を見せる。
「なんで日の丸に矢が? しかも赤丸にではなく白いところに?」
服部社長はアメリカ人のように両手を挙げて首を傾げ『?』を表現した。
「忍術のことならオヤジよりも祖父の方がよく知ってますよ」
堀口刑事は伊賀上野に住む社長の祖父を訪れる。
- (2023-03-13 01:18:58)
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