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食生活(職生活)の秘密
 とうとう(やっと)『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』の解説が終わりになります。興味が出た方は、ぜひ読んでみてください。

 本の最後は・・・おわりに・・・であります。
 副題が・・・江戸趣味が日本を、そして世界を救う。

 最初に記載されていることを、まんま書きうつしますと、、、

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 結局のところ、平和で満ち足りた人生を送るための重要なポイントは、たった二つの問いにどう答えるかに尽きるのではないだろうか。「なにを食うか」と「なにをやって食っていくか」だ。あるいは、食生活と職生活といってもいい。
 江戸時代の日本人は、当時の経済発展の度合いという制約の中で、どちらの問いにも100点満点にかなり近い答えを出していたような気がする。
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 ど~いうことかっていうと・・・

 食生活に関しては、もともと人間も動物であるがゆえ、明日からご飯がないかもしれないので、砂糖や脂肪など高カロリーのものを食べてしまう習性を持っています。
 だから、欧米先進諸国では、肥満が蔓延してしまっているのです。
 その中で歴史上、日本だけが、飢餓警報をオフにしても満腹感が得られる食材と調理法を開発したのです。
 和出汁(わだし)による調理のおかげで、世界中で日本だけが豊かになっても食べすぎない健康的な生活を送っているのです。ブームになって外国が取り入れるのもあたりまえなのです。

 そして、職生活においては、思いっきりエコな江戸では、極限までモノは使いたおされましたが、その再利用のネットワークが多種多様な職人・商人を作りだしました。たくさんの人間が食べていけるシステムを確立していたのです。
 一方、驚くべきことに、そんなケチ臭い毎日では息がつまるため、バーっと散財する仕組みも作られていました。
 結構庶民まで習いごとには、お金をかけていたそうです。
 そして旅行です。お伊勢参りは人生最大のイベントであり、大散財しました。
 1830年の文政の「おかげまいり」では、なんと全国民の6人に1人が、各地から伊勢に向かったらしいのです。(このくだりだけ、2012-03-13「70年周期説の秘密」でとりあげた神田正典先生の本がでどころです)

 わりと日本人って昔から、結構上手に立ち回っているようです。
 そして現在でも、少なからずその伝統を受け継いでいるようです。

 そんな現代日本で、先日事故が起きました。
皆で.jpg "ホームの隙間に女性が…乗客ら車両押して救出"
 22日午前9時15分頃、さいたま市南区のJR南浦和駅京浜東北線ホームで、女性乗客がホームと車両の間に落ちて体の一部が挟まれた。 電車の中やホームにいた乗客や駅員が協力しあってズラーっと一列に並んで車両を押し、隙間を作って女性を救出しました。。 女性は病院に運ばれましたがたが、目立ったけがはなかったそうです。(ホ―)

 外国で絶賛らしい・・・
 「いざとなったら一致団結で動けるんだ。いったい日本人ってどんな教育を受けてるんだ!」
 「しかもこの後、電車が8分遅れただけなんだぞ」

 いや、僕はどこの国の人でもやるやろ~って思ったのですが、、、
 「うちの国だったら見てるだけだぜ!」って意見がすごく多かった。
 僕はパソコンの前で「そら、おかし~やろ~」と絶叫しました。

 日本の若者の反響は微笑ましく、、、
 「いや~早く会社に行きたかっただけやろ~」

 絶賛していただいた外国人には悪いけど、僕もこれが真相に近いのじゃあないかって思います。でも、そうだとしても生真面目さの表れですよねえ~ 
  • (2013-07-30 16:13:21)
猫のノミ取りの秘密
 前回前々回と続く、遥かなる昔々の恥ずかしい話は終わらせて、、、
 (ほんまに大阪人ってウケるためには身切って、血噴出させるから)

江戸.jpg 『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』
 もどりますわ

 第五章 モノはみみっちく、人間関係は太っ腹

 まず、モノはみみっちくから解説いたしますと、、、
 江戸はほぼ完ぺきなリサイクル都市だったということ、、、

 江戸の糞尿は、近郊農家が肥料として買い取っていました。
 古着にもならなくなった木綿の着物は雑巾にし、それを風呂釜で燃やしたら「灰買い」に売っていたそうです。
 行燈、唐傘、桶、樽、すべて部品を継ぎ足して再利用し、最後は「灰買い」行きで、蝋燭だって、垂れたしずくを「ロウソクのながれ」と呼んで、専門に回収する業者がいました。

 こうしてほとんどごみのない社会が形成されていたのです。
 通りに落ちているごみも風呂屋の従業員が燃料として拾い集めていたのです。
 「道にゴミが落ちてない」って、現在の外国人の評判ではなく、幕末にやって来た外人たちも驚いていたことなのです。

 そして、人間関係は太っ腹とは、、、
 横丁のご隠居クラスが、寄席を訪れた場合が例に挙げられています。
 
 まず木戸銭(入場料)を支払い、その2・3割を木戸番や下足番に渡します。
 中入り(途中休憩)に前座が富くじを売りにやってくると、それを買います。
 賞品が当たれば、それは前座にプレゼントするのがしきたりなんで、実質前座へのご祝儀です。
 出演者の楽屋での食事代は常連たちの割り勘で、音曲(伴奏)のお姉さんと視線が合ったら、またご祝儀を出す。
 結局、木戸銭の何倍、何十倍のお金が出ていくのです。

 江戸時代の庶民は、脅威的なつつましさと、極めて豪快な金遣いが同居して、バランスを取っていたようです。 

 さてさて、ちょっとだけでも獣医さんらしいことを・・・
             (実際、第五章に記載されているのだけど)
 元禄時代(16800年代)には、猫のノミ取り屋さんが成立していたそうだ。

    ①猫をお湯で洗う
    ②狼の毛皮で包むんで抱きしめる。
    ③濡れた毛を嫌がるノミが毛皮に移る。
    ④恐らく狼の毛皮は高価なので使い捨てには出来ないから一生懸命
     ノミをつぶしただろうと思われる。(かなりめんどう)

    *これで三文(62円)だから、食べていけるはずがない。おそらく
   御祝儀が大きな収入源だったのだろうか?

フロントライン.jpg 現代はこれかな?(背中に滴下するタイプ)
コンフォティス.jpg それともこれかな?(経口投与タイプ)

PS:CMが入ったところで『お後がよろしいようで・・・』
  • (2013-07-29 16:41:11)
絵はがき坂の秘密
 前回書いたように、今はまっているのが、さだまさし師匠の『風に立つライオン』でありますが、、、恥じらいもなく、冒頭に記載されているように、高校生の僕は同級女性が好きだと言う『絵はがき坂』にはまったのでした。

阪.jpg 「絵はがき坂」とは「オランダ坂」のことで、長崎の観光名所です。歌詞を一部コピーすると・・・

 出だしは・・・

   あなたはためらいがちに 何度も言いあぐねて
   どうしてそんなことああ 迷うのですか

 (僕)一緒に歩いている男の子が、なんか言いにくそうにしてるんかな?


   活水あたりはまだ 絵はがきどおりの坂
   つたやかづらの香り背に 学生達が通る

 (僕)オランダ坂の中でも活水学院(ミッション系の女子校)へ上る坂を絵はがき坂って言うんだってさ、、、
オランダ坂.jpg 師匠の妹が通っていたらしい。


   あなたの横顔越しに シャボン玉がいっせいに
   弾じけた気がしたのは ああ 紫陽花ですか

 (僕)紫陽花の花ことば知ってる?・・・   
あじさい.jpg 「移り気」ですやん!


   絵はがき坂を 下りながらあなたは
   やっぱり言いましたね
   ああ さよならですか

 (僕)気がつくのに40年近くかかってしまった・・・

 映画に行こうって、勇気を振り絞って誘った僕に、彼女が「さだまさしの絵はがき坂が好き」って言った意味。

                 鈍感過ぎるやろ~
 『およびでない!』
 『これまた失礼しました~』・・・古すぎるやろ~


  • (2013-07-28 01:14:14)
風に立つライオンの秘密
 もう、時効しすぎなくらい時がたっているので記載しますが、高校生だった頃、同級生の女の子が言いました。
 「さだまさし、大好き」

 以来、LP(ふる~)を聞きまくった僕。
 はまってしまいました。

 今月はとても面白かった本『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』の話を書き綴っておりますが、ど~しても幕末に日本を訪れた外国人が「すげ~」と驚く話になってしまいます。
 それだって、さだまさしさん(まっさん)の影響なのです。

 先日、息子から指摘されました・・・
  「親父のブログ、いちいち何年何月何日を見ろってめんどうくさい!」
 
 「はいはい、わかってますけど、お手数ですが、お暇なときで結構ですので…」
 当秘密通信 2011-04-24 「ドナルド・キーン先生の秘密」見てやって!

本気.jpg まっさん著「本気で言いたいことがある」

 どんなことが書いてあるか? めんどうな方のためコピーします。

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 日本の若い世代が軽蔑すべきものとみなしている自国の過去へ、日本人が将来振り返る日が必ず来るであろう、、、略、、、その時になって日本人は昔の世界がどれほど輝いて美しいものだったか、あらためて思い返すに相違いない。その時になって彼らは嘆くにちがいない。今は消え失せてしまった古風な忍耐や自己犠牲、古風な礼儀、昔からの信仰にひそんだ深い人間的な詩情・・・
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 じつはこの文章、小泉八雲、つまりラフカディオ・ハーン先生が明治38年に書かれたものなんです。これを読んで、坂本龍馬が日本を洗濯しちゃったけれども、埃を払う程度でよかったかもしれないと考えるようになったのです。

 さて、最近の僕は自動車に乗ると、師匠の「風に立つライオンが」お気に入りです。はっきり言ってリピートしまくり・・・



 冒頭のアフリカのパーカッション、最後のアメイジング・グレイス、映像が目に浮かびます。
 ほんま、作曲も素晴らしいんだけど、師匠の詩は「泣けますなあ~」
 
 自動車で聞いている「さだまさしベスト」の解説書を読むと・・・
 この曲は、アマチュア時代からの知り合いである実在の医師・柴田紘一郎氏(長崎大学医学部卒業、後に宮崎県立日南病院長))から聞いた体験談に感銘を受けて作詞・作曲し1987年に発表した曲であるとかかれています。
 付き合っていた恋人に別れを告げてアフリカにやってきた医師のもとへ、かつての恋人から「結婚します」の手紙が届くのです。

 そして・・・

 おまけに小説にしはったんですよ!
                     絶対、読もおっと!!!
 
  • (2013-07-26 20:10:20)
異種格闘技戦の秘密
 僕の世代の男の子(?)は、ボクシング世界ヘビー級タイトルマッチ、モハメド・アリ(カシアス・クレイ)VSジョージ・フォアマンに大熱狂したはずです。その後行われたアリVSチャック・ウエップナー戦をモデルに作られた映画が、、、
ロッキー.jpg 当院通院飼主鑑賞義務映画(漢字おお!)『ロッキー』です。

 日本人も黙って見ているわけではありませんでした。
 あんときの(いや、ちがった)アントニオ猪木さんが名乗りを上げたのです。

猪木.gif アントニオ猪木対モハメド・アリは1976年(昭和51年)6月26日に行われた、新日本プロレスの企画した「格闘技世界一決定戦」の内の一試合。当時の日本のプロレス界のエースであるアントニオ猪木と、ボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリによる世紀の一戦と騒がれた。試合会場は日本武道館。(ウィキペディアより)

 さて、40年前の男の子たちが、あの時の興奮を思い出したところで、前回前々回の幕末のお話に戻りますと・・・

 黒船によって、鎖国と言う名の冬眠から目を覚まされた日本人が、まずもって何をやらかしたか・・・(インターネットを調べると出てきました)

 神奈川沖に停泊するアメリカ艦隊への食糧輸送に、江戸の大相撲の力士を動員して米俵を運搬させたのです。
 ねむりを覚まされた日本人は、アメリカ人の体格のでかさに驚いたのです。
 ゆえに、日本人だって負けてねえぞと・・・
 ここは一発かましておかなきゃ・・・

 策略は成功し、アメリカ人はその体型と怪力に非常に驚き、力士を「相撲レスラー」「モンスター」と呼んだそうです。

 じつは、日米和親条約が締結されたあと、異種格闘技戦も行われたのです。(1854年2月26日)

 土俵入り、稽古相撲、米俵運びなどを見せたところ、アメリカ側の随行レスラーとボクサーが「チャンピオンに挑戦したい」と言い出し、大関の小柳常吉と幕内力士・白真弓が出てきて相撲技で粉砕します。
 面目を潰されたアメリカ側のレスラーのウイリアムとブライアン、ボクサーのキャノンの3人が同時に大関小柳に襲いかかりますが、小柳はキャノンのパンチをかわして小手投げを打って踏み付け、タックルしてきたブライアンを小脇に抱え込み、ウィリアムスを足払いで倒したあと、ベルトを掴んで吊るし上げるという一瞬の圧勝劇で終わります。

     江戸時代の力士、、、やるなあ~!!!

 猪木さん、また政界進出みたいですが、、、
 このDNAを引き継いでいるみたいなので、期待してます。

  • (2013-07-25 15:36:49)
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