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孫がおじいちゃんのことを調べ始めます。
 前回、僕たちは親から戦争の話を聞いたけど、僕らは直接体験してはいないので子供に伝えることはないと書きました。
 つまり、戦争体験は孫には伝わらないのです。
 ・・・だから・・・
小説.jpg 百田尚樹先生は小説『永遠の0』を書いたそうです。
 そのため孫がおじいちゃんのことを調べていく設定になっています。

 映画もめっちゃ面白いんだけど、太平洋戦争の事を知りたかったら小説を読むことをお勧めします。結構、学術書かいな?と思うくらい詳しく書かれています。しかし優れたエンタメ性もあわせ持っているので、簡単に読み進めることができます。
 僕は止まらなくなってしまいました。

 26にもなってプータローの司法試験浪人の健太郎は、姉から頼まれ祖父のことを調べ始めます。

 厚生労働省に問いかけ「宮部久三・大正8年東京生まれ、昭和9年海軍入隊、昭和20年南西諸島沖にて戦死」とだけわかったのです。
 戦友たちを訪ねて回ります。
 すると・・・
 「海軍一の臆病者!」「とても優秀なパイロット」
 戸惑うような両極端の人物評価を聞かされるのです。

 そして各登場人物からの視点でストーリーが始まります。
 戦史の記録でもあり、極上の物語でもあるんです。
 なかでもラストの大どんでん返しは、トリック性もさることながら、、、
 お気を付けください!
 読書中に号泣してしまう可能性があり、人前では読まないほうが良いと忠告しておきます。

 注目すべきは、戦争当時はさんざん国民をあおっていた新聞社批判です。

 僕も戦争責任を『軍部の独走』だけにしてしまうことに疑問を感じるようになったのです。
 ロシアがウクライナを侵略した時、ロシアの女性アナウンサーが「戦争反対」のフリップを掲げましたよね。
 僕はそんな勇気はないけれど、、、やってしまう人はいるのです。
 やり遂げる勇気はなくても、、、
 「僕は自分の頭で考えて、行動する勇気がなかった!弱かった!」
 そう考えたほうが良いと思ったのです。
 その方が戦争抑止になると思いませんか?

 日本はあまりに個人の責任を考えなくて良い方向に国民を誘導しているんじゃあないかって・・・
 
PS:もしよければ2023-07-31「鶴瓶師匠が演じる吉田茂」をご覧ください。「アメリカに負けなかった男」の予告がアップされています。
  • (2023-12-12 17:02:32)
爆弾池って言うたんです。
 何度かお話してますけど、、、
 前回ご紹介させてもらった小説『永遠の0』の作家:百田尚樹先生が講演で言うてはりました。

 「子供の頃、東淀川区におったんですけど、淀川の爆弾池で魚取ったり、赤川の鉄橋で汽車に一円玉轢かせたりしてました」

 思わず、大きくうなづきましたがな、、、
 僕の一つ上(昭和31年)なんで、おんなじ遊びしてたんです。

爆弾池.jpg その頃、淀川の河川敷にある溜りは、米軍の空襲で落とされた爆弾の跡やとかで『爆弾池』と呼んでいました。
 
 近所の子供らはもんどりと呼ぶ仕掛けを沈めて魚を取ったり、ひっかけ針という大きな針をリールで飛ばして引っ張り大きな鮒を釣ったりしてました。
 
 ちょうどその頃僕は大人のアベック(今ならカップル)が河原の葦の茂みに隠れてキスをしているのに気を取られ、池にはまり泥に足を突っ込んで身動き取れなくなる失態を演じたのです。
 当時の子供は危険な遊びをしておりました。

鉄橋.jpg 当時、赤川の鉄橋には蒸気機関車が走っており、レールに一円玉を置くとぺっしゃんこになり、それを加工して手裏剣作ったりしてました。

忍者部隊.jpg 当時のテレビ番組『忍者部隊月光』の影響に違いありません。

 そして、、、百田先生は語ります。

 「赤川の鉄橋や柴島の浄水場には米軍の機銃の跡がありました」
 「僕たちの子供の頃は親から戦争の話を聞いて育ちました」
 「でも僕らは子供に体験していない戦争の話はしません」
 「戦争の話は孫の代までは伝わらんのです」

 「だから『永遠の0』を書いたんです」と・・・

 同世代の僕も若い方々に知っていただきたいと思っています。
 パネルに「柴島浄水場壁面の空襲による弾痕」と書かれている展示物はまだ残っているんです。
  • (2023-12-11 11:46:49)
これも強烈な反戦映画なんです。
 大好きな山崎貴監督のことなんで、何度も記載させていただきます。
 思いっきり特攻を描いた作品が『永遠の0』です。

 この作品も、僕に言わせると純粋な方たちから『右寄り』レッテルを張られています。

 なんか、観もしないで、特攻隊というだけで『戦争賛美』とか言うてはるんやないかと思います。
 僕は原作読んで、感動しまくりました。(もちろん映画も)

 小説は、ほとんど戦記物と言ってよいくらい、太平洋戦争の状況の移り変わりが描かれています。そしてそれが、見事な批判になっているんです。
 
 「一般兵がめっちゃ頑張っているのに、司令部はなにしとんねん!」

 大阪弁で申し訳ないけど、、、
 原作者の百田尚樹先生は、わが東淀川区出身だからお許しください。



 映画が右寄りなんて言われるのは百田先生のせいかもしれません。
 「口に交番つけといてください!」と言いたいぐらい、平気で批判されるに違いないことを言いはるんで・・・
 でも、左批判だけでなく、自民批判も極まって自分の政党まで作らはったようです。
 なんで、炎上間違いないこと言いはるんやろうと疑問に思ってましたが、、、
 先生の著書『鋼のメンタル』よんでわかりました。

 「炎上しないようにしゃべらない方が、炎上するよりストレス」らしいです。
 
  • (2023-12-07 10:59:08)
小学生の頃の僕は・・・
 映画『ゴジラ-1.0』の前は『沈黙の艦隊』を強烈に推しておりました。
 今一番のゴジラの監督:山崎貴さんは僕の一回り下(54歳位?)、、、

 『沈黙の艦隊』の監督:吉野耕平さんは、な、な、なんと1979年(昭和54年)生まれだそうです。

沈黙.jpg え~え~、わか~、(うらやまし~)

 この二つの映画は若い監督さんでないと撮れなかっただろうなあ~と思います。
 一か月ほど前、2023-11-03「尻切れトンボ?」をご覧ください。
 「小学生の頃の僕は専守防衛ってかっこいい!」って思ってました。
 そんな僕なんですが、2023-11-06「〇〇〇になりたいなあ~」を読んでもらうと「専守防衛で勝つためには小学生とプロボクサーぐらいの技量差が必要」って言葉に感心しちゃってます。

 若造(?)の勝手な妄想ですけど、僕より年上(団塊の世代)はまだ占領軍の影響から抜け切れていないように思っています。
 だから「特攻隊」=「右寄り映画」になってしまうんっじゃあないな?

 『政治』になんて全く興味のない「三無主義世代」の僕は、豊新小学校の前で鉄パイプを振り回す薬物中毒の男を見て『専守防衛』にあこがれを失いました。
 (2023-11-04「20代30代は続きませんでした」に記載しています)
 でも、矛盾するようですが専守防衛は理想だと思っています。
 なぜなら侵略してくる兵隊さんも、故郷の家に帰ればいいお父さんであるからです。そんな人を殺して良いはずありません。
 小学生の時に思った『殺すくらいなら殺された方がまし』は超・理想的で超・倫理的です。

 しかしながら、申し訳ないけど、現在の僕は嫌!
 殺されたくないし、自国やリーダーの悪口言えなくなるのも嫌なんです。
 
 僕より若い世代は、そんな進駐軍の影響など全く受けずに生きてはります。
 でも、現実社会はウクライナのように占領されたり、ハマスのミサイル攻撃にイスラエルがその何倍もの攻撃を仕掛けるなど、理想では対処できないことが起こりまくっています。

 正義と正義のぶつかり合いは決して他人ごとではなくなってしまった。
 自分の頭で考え、行動しましょう。
 そのため、第二次世界大戦も勉強してください。
 あの戦争ことを僕たちの世代は親から聞いて育ちました。
 でも、孫の世代には伝わりません。
 自分はいっこも調べてないくせに、あえて言わせてもらいます。

 僕は日本が「自国やリーダーの悪口言えない国」になるのが嫌なんです。
 いつまでも「自国やリーダーの悪口言い放題」でいてほしいのです。
 僕の息子や孫(いてへんけど)の時代にもそうであってほしいのです。

 この二つの映画には、その思いが詰まっていると思っています。
 さすが、若い監督さんやわ!
 
  • (2023-12-05 18:13:22)
キャラクター設定が抜群!
 またもや『ゴジラ-1.0』の話になってしまいますが、、、
 前回載せた予告編に各登場人物のセリフが出てきます。
 ぜひご覧になってください。

 この映画、すべての登場人物のキャラクター設定が抜群でして、しかもその人物がしゃべるセリフがなかなかええんです。

 今僕が一番好きな監督:山崎貴さんが、脚本家としてもいかに素晴らしいか!
 ご覧になって確かめてください。(よろしくお願いします)

敷島.jpg まず神木隆之介さん演じる敷島です。

 もう一つの素晴らしい映画『永遠の0』と同じく主人公は特攻隊員です。
 特攻隊などを描くんで、山崎監督は純粋すぎる人たちから「右」のレッテルを張られてしまうんです。
 純粋すぎる皆さん。
 映画をよく見て、原作をしっかり読んでください。

 『永遠の0』の主人公:宮部久蔵(岡田准一さん)は特攻隊員でありながら妻子のために「生きて帰りたい」と口に出すような人でした。

 『ゴジラ-1.0』の敷島は「死にたくない」ので故障と偽って、毎回出撃から帰ってきてしまうパイロットです。
 この2つのストーリーは見事な反戦映画です。

 敗戦後の日本の力をそぎ落とそうとしたアメリカの影響から抜け出した「三無主義者」である僕からすると、、、
 この2つの映画は山崎監督から「みんな自分の頭で考えようよ」というメッセージです。
 日本が戦争になっても、国に任せるのではなく自分で考え、自分で行動しようと言うてはるんです。
 勝手な解釈ですけど、、、
 僕のこの独りよがり的な考えは、ずっと言い続けている「どうも日本では個人の責任はあまり追求しない」という考えに通じております。

PS:偉そうなこと言うてますけど、ウクライナ戦争で戦争反対のプラカードを出した女性アナウンサーみたいなことはようしません。でもようせん自分の責任を自覚することだけは忘れんようにするつもりです。

  • (2023-12-04 15:04:42)
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