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伊能忠敬の秘密
江戸.jpg さて、例の本に話を戻します。

 第三章--暴走老人だってちゃんといた・・・であります。
 
 じつは伊能忠敬のことであります。
 この方、商家に入婿し、その資産を大きく増やして、早々に引退し日本地図をつくることに第二の人生を捧げた模範的な人物であると、なんとはなしに知っているのではないかと思います。
伊能忠敬.jpg なかなかど~して暴走老人であります。

 1745年、鰯の巨大集積地だった九十九里浜・小関村の旧家の三番目の子に生まれました。そして、まずもって、17歳の時に佐原の酒造家の子持ちの未亡人だった、21歳のミチのところへ入婿します。
 なんと、大胆不敵、いや、太っ腹、、、
        いやいや、秘密ですが、ちょっとうらやましい!
 この婿殿、積極経営で店を急拡大させるのです。
 酒屋としては1200石を1480石に伸ばしただけなのですが、運送業や金融業に多角化して、現在のお金に換算すると2・3億の資産を45歳で隠居する時には45億位に増やしていたそうです。
 驚くべきは、この時代、大変な時代だったのです。
 浅間山の大噴火が、天明の大飢饉を引き起こし。えげつない不況の中、多角化に成功しているのです。とんでもない商才の持ち主だったのです。

 そして楽隠居するだけの資産は十分にあるにもかかわらず(僕だったらボ~と過ごす?)、当時日本一の天文・歴学者と言われた幕府天文方・高橋至時に弟子入りしちゃうのです。
 この頃(18世紀末)欧米では、学術的には「地球は丸く、太陽の周りを回ってる」と認められはしていたのですが、一般大衆に対しては、キリスト教団体が「聖書に書いてある通り」って信じさせていた時代なのです。(今でも、アメリカでは地域によっては進化論が受け入れられません)
 ところが日本の歴学会の一番のホットな話題が「地球はどれくらいの大きさか?」だったそうです。
 けっこう、当時の日本人やるな!って思いませんか?
 だって、地球は丸いなんてことは簡単に受け入れ、じゃあその大きさは?なんて議論してるんですよ!
 『やったろうじゃないか!』と計測したのが、暴走老人・伊能忠敬その人です。師匠から「そんな短い距離の実測値からの計算では、かなりの誤差が出てしまうじゃろ」と言われてしまい、なにお~と乗り出したのが蝦夷地の測量だったのです。
 日本中を測量する旅の途中、お役人様にも逆らいまくっていたようで、超K・Yだったようです。
 なんだかんだ言って、融通を聞かせていたのは幕府だったようで、江戸時代の官僚は外国に比べると懐が深かったみたいです。

 秘密ですが、17歳で21歳の子持ちの未亡人の所へ入婿するって、大胆不敵とも言えますが、よ~く考えると、その未亡人の懐が深かったんだろうし、そこの酒造家が融通きかしていたとも言えますよねえ~・・・
  • (2013-07-16 23:59:11)
シャンプーの秘密
 一昨日の日曜(7/14)は新梅田研修センターで皮膚病の話がありました。

アジア.jpg 動物の皮膚疾患と皮膚バリヤー機能
                  (視点を変える、皮膚にきく治療)
 
 新梅田シティー(ツインタワー)の近く(福島)で、ここに来た時には、お好み焼き「きじ」(2013-04-17 「滝見小路の秘密」参照)とか「上等カレー」本店、そしておでんの「花くじら」など、かならずうまいものを食べて帰るのですが、、、

 ざ、ざ、残念ながら、、、翌日(海の日)には全関西空手道選手権大会があり、いつもお手伝いができない身である僕は、せめて前日の設営だけでも手伝おうと『おあずけ』状態で、後ろ髪を引かれながら舞洲アリーナに向かったのでした。

皮膚炎.jpg で、思ったのですが、、、

 7/28(日)11:00~12:00 当院待合室で行われる『シャンプーのやり方』セミナーで、僕は当院での皮膚病の診察・治療方法について話そうと・・・

 ---ちょっとだけ簡単に予告編---

  ①まずはうちのダッチで実際に洗い方をお見せします。
  ②うちに皮膚病の犬がやってきた場合のシュミレーション。
  ③・・・秘密・・・

     これは参加しないと損ですよね!(申し込みは受付まで、電話可)

 ***ちょっと、上新庄道場からのお知らせ***

  8月から幼年クラスが始まります。

    対象:3歳~1年生位(例外あり・要相談)
    日程:毎週土曜日16:00~16:50
    体験:一回のみ無料 
    内容:元気に楽しく体操・運動・体を使った遊びやゲーム
       極真空手なので、ミットをキック・パンチ
       もちろん礼儀作法も・・・

  *詳しくは極真会館、中村道場、上新庄道場ホームページをご覧ください。

幼年クラス.jpg 当院にキャンペーンパンフあります。
  • (2013-07-16 14:49:50)
高齢化社会の秘密
 「お江戸日本は世界最高のワンダーランド」第二章は、、、
 
 高齢化社会最先端---世界一健康な食生活を育てた和食の底力…です。

 『2800キロカロリーを必要かつ適切なDES(食事エネルギー供給量)であるとして、世界人口のうち10億人は食べ過ぎ、40億人は栄養不足で、満足できる食料消費をしているのは日本人だけだ』と言った人がいます。まだ世界の人口が50億人だった頃(1970年代)です。
 フランスの農学者で「百億人を養えるか」の著者であるジョセフ・クラッツマン先生です「日本型食生活」による1970年代の日本人の栄養(PFC)バランスが絶賛されているのです。

 これは江戸時代から培われた和食文化のおかげであると・・・
 肉食主体でなく草食系だからではなく、案外タンパク質の摂取量は多いのです。
 じつは江戸時代のベストセラーに『豆腐百珍』と言う本があります。

古本.jpg 天明2年(1782年)刊行です。

 例によって、ウィキペディアを見ると・・・
 その名の通り100種類の豆腐料理の調理方法を解説した料理本とあります。
 醒狂道人何必醇(すいきょうどうじんかひつじゅん)の戯号で著されているが、大坂で活躍した篆刻家の曽谷学川の著述とされる。版元は大阪の春星堂藤屋善七。

 一大ブームを引き起こし、『豆腐百珍続編』『豆腐百珍余録』などの続編が刊行され、さらに蒟蒻や鯛、甘藷の百珍本が刊行されるなどのブームとなったそうです。

 このように植物性タンパク(大豆)だけでなく魚を食べる習慣も長寿に貢献しています。つまり山彦系ではなく海彦系だから…(獣肉に比べ魚介類はカロリー控えめで脂肪が少ない)心臓がやられにくいのです。

 江戸時代や明治時代から比べると人間の寿命は倍になったと思っていましたが、昔から日本人は長寿だったのです。ただ、赤ちゃんが死んでしまうことが多かったために平均寿命が短かっただけなのです。(前回見てください)

世界一.jpg お弁当屋さんからニュースレターが…
 秘密ですが・・・大きな声で言いにくいですが・・・
 うちのフィラリア関係のお知らせ、A4サイズになったのはこの影響です。

 日本の持つ世界一が並んでいますが、基礎教育水準も世界一となっています。
 ネットで『世界一』をサーフィンしますと・・・

 日本の識字率は、数百年に亘って世界一を誇る。
 江戸時代の幕末期においては、武士はほぼ100%読み書きができたという。
 庶民層でも男子で49~54%は読み書きができた。
 同時代のイギリスでは下層庶民の場合、ロンドンでも字が読める子供は10%に満たなかった。。。って書いてあります。

 その証拠に・・・
 多くの外国人が、日本人の識字率の高さに驚嘆し、記録を残している。
 1853(嘉永3)年に黒船を率いてアメリカからやって来たペリー提督は、日記『日本遠征記』に日本について「読み書きが普及していて、見聞を得ることに熱心である」と記している。
 ペリーは日本の田舎にまでも本屋があることや、日本人の本好きと識字率の高さに驚いた。<『日本絶賛語録』(村岡正明著、小学館)より>


 なんか、ね、今ちょっと色々「日本ってさ…」なんて、威張っているけど、ずっと昔から伝統的に凄かったんであってね、むしろ現代、落ちぶれてきてるんじゃないかって、、、

       思いません???(健康も教育も)

 欧米型の食事になったし、学力は中国、韓国に負けちゃったし・・・

       なんだかなあ~
  • (2013-07-13 23:18:41)
辻番の秘密
 いよいよ始まってしまった『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』
 注目の第一章は・・・

 「人生いろいろ、、、世界最大都市を築いた江戸の武士と町人」です。

 意外に悠々自適に早期に引退して、趣味に生きる武士たちが結構いたようです。
 反面、定年制度がないので70になっても80になっても90歳になっても働いている武士はいたようで、100歳の現役がようやく話題になったようです。

 江戸城の諸門を警備する先手(さきて)と呼ばれる武士たちは、頭も平も70台がぞろぞろいて、60代の若手(?)に混じって勤務していたそうです。

 著者は「ほんまに平和やったんやねえ~」と驚いてはります。
 ヨーロッパの皇帝や国王の警備隊が60とか70歳とか「ありえん」でしょう?
 外国に比べると極めて治安のよい都市であったわけです。

 『辻番』とは?(例によってウィキペディアより)江戸時代に江戸幕府によって江戸城下の武家屋敷周辺の辻々に置かれた警備隊である。。。らしい。
 このような部署も老人だらけやったそうで・・・
 「辻番は生きた親仁(おやじ)の捨て所」、、、こんなきつい川柳も詠まれていたらしいですが、、、よ~く考えると、治安が良くて、飢える人がほとんどないような世の中でなければ高齢化社会は訪れません。

 以前から、僕は拙い当ブログ(秘密通信)で、「税金は高いけど、貧富の差がなく安全で、ボ~としてても大丈夫!」っていうウリで日本は生き残るべきだと主張しておりました。
 「なんぼ金持ちでも、天国へ金持って行くことはできひん」
 「いつ革命が起こって上下がひっくり返るかわからんとこより、ほんとに貧しい人がいてないところで、きー使わんとぎょうさんお金使いながら、楽しく暮らした方がええに決まってる」
 「金持ちばかりでゲートに囲まれた生活をし、スキ見せたらいつ襲撃されるかわからん世界より、財布落としても戻ってくる世界でのんびりしたいと思うはず」

 日本には十分素質があるのです。 世界のお金持ちが集まってくる!ちゅう。
        (ちなみに右上のSEARCHに「治安」と入力して検索してみて)


 それだけでもすごいのに、江戸ってやつは、世界一のエネルギー効率を実現していたのです。
 リサイクルがすごいのです。
 当時から世界最高の人口密度を持っていたにもかかわらず、ごみが極めて少なかったのです。あらゆる商品が、寿命が来たら回収され、再生利用されていたみたいです。また生活用品はなるべくレンタルですませるシステムも確立していたようです。
 
 特筆すべきは、人間の排せつ物です。江戸の市街地からでた糞尿を、近郊農家が肥料として買い取っていました。
 その頃(18世紀末まで)ヨーロッパの大都市では窓から路にぶちまけていたのです。
ハイヒール.jpg これって、○んこ除けだったんだ!
  • (2013-07-11 20:05:23)
大道芸の秘密
 さて、前回記載した七夕さんの日に買った本がとても面白く、紹介させて頂きます(また、しばらくその解説が続く予定)

江戸.jpg 『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』

 書きはったんは、1973年に一橋大学経済学部を卒業され、同大学院で学んだ増田悦佐先生です。その後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院経済学部・歴史学部博士課程単位を修得されました。そしてニューヨーク州立大学バッファーロー校助教授を経て、HSBC証券、JPモルガン株式調査部、2010年からはジパングでアナリストをされています。

 金融関係を渡り歩いた人が、何で江戸時代を賛美するのか?
                      ・・・興味津々です。

 第一章から五章まであり、「はじめに」で増田先生が「江戸時代って、案外面白い時代だっだのかもしれない」と思ったきっかけが書かれています。
 推理作家の都築道夫先生が書かれた「なめくじ長屋捕物さわぎ」です。
 プライドさえ脱ぎ捨ててしまえば、誰でもできそうな大道芸で食っている人たちが登場しているからなのです。
 「こんなつまらない芸でお金を投げてもらえるとは、江戸の庶民ってなんて気前の良い人たちなんだ」とおもったそうです。

 一例をあげると、張りぼてのお墓に入って表を歩き、時々正面のふたを開けて、額に白い三角布を張り付けた顔を出し「うらめしや~」と言うだけの芸?
 なんか「もう中学生」さえ飽きられちゃって見当たらなくなってしまった現代から考えると、極めて気前の良い庶民がうろついていたようです。

 で、ありながら、庶民は徹底したリサイクル社会をも形成していたのです。
 着物はボロボロになるまで使い、古着としても通用しなくなると雑巾にし、それもだめになると風呂釜で燃やし、灰を回収業者に売る。。。なんて、エコ社会を実践していたのです。

 極めて気前の良い消費とものすごい「もったいない運動」が共存する社会。
 それって、よく考えると、日夜景気動向に注意を傾けている金融関係者が注目するのも当たり前~かもしれません。

 以後、一~五章について書いていこうと思います。(たぶん)

  • (2013-07-09 15:25:11)
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