ロッキー動物病院

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双子の秘密

　あまりに獣医学的なことを無視したブログなので、、、
　そろそろ書かないと「このおッさん何してる人？」って言われそう、、、

　金曜（12/14）夜は北摂夜間動物病院へ、

　第１回目（11/30）はさぼってしまったのですが、、、
　『慢性腎臓病とは？　犬と猫のちがい』というテーマでした。

　「犬の腎臓は猫の腎臓より弱い！」
　「治療すれば猫の腎臓は頑張ってくれるけど、犬はすぐにダメになる」

　なんて認識しかなかった僕ですが、、、宮川先生のおかげで犬と猫はかなり病態が違うのだと理解させられました。
　犬は糸球体の障害が多く、猫は間質が繊維化して腎機能が衰えていくのだと教わりました。

　今回も、尿蛋白の検査は糸球体が障害される犬だけでなく、猫においても極めて重要なんだと強調してはりました。
　と、言うわけで、、、
　時々オシッコの検査はして下さいね！

　しかしながらこのセミナー・・・
　全１０回シリーズらしく、来年の10/11まで続くようです。
　１か月前のセミナー内容さえ忘れてしまうのに、、、
　『はあ～（溜息）』

　で、昨日夜は上新庄道場の年末最終稽古でして、、、
　恒例の『千本突き・千本蹴り』です。
　　　『アカン！』
　還暦過ぎたおッさんに突きはまだしも、蹴りは膝に悪い！！！
　でもやりましたけど、、、

　その後、道場で忘年会。

　父兄の皆様がお手伝いしてくれ、お肉やビールの差し入れもいっぱいいただき、感謝感激です。
　「おや～・・・めっちゃわかい稽古生が・・・」

　４カ月です。男女の双子ちゃん。

　製造元は、少年部からの稽古生同士でして、、、
　お父さんお母さんともに少年部で指導してました。
　「小学生になったら入門させるんでよろしく！」って言われてしまいましたが？

　「来年６２やしなあ～」

　「ムリ！」

ＰＳ：高齢の人も頑張ってるし（僕か！）、極真会館中村道場・上新庄道場に入門希望の方はロッキーでお尋ねください。歳とればとるほど運動の大切さが身に染みる僕はお勧めします。

ＰＳ：めっちゃ古いですけど2010-01-02「年賀状の秘密」にお母さんからもらったハガキの写真があります。（おじいちゃんやなあ～、僕）

(2018-12-16 13:12:18)

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能「江口」の秘密

　2018-12-03「ゲームアプリの秘密」以後、携帯ゲームは世の中の支配者層の陰謀ではないかと僕の妄想を披露してますが、、、
　
　何の知識や能力にもならないゲームより、少しでも知識が増えるようにポケモンＧＯにはその土地の歴史なんかを盛り込んだらと提案しました。
　

　実例として江口の君堂（寂光寺）です。

　2018-12-05「江口の君堂の秘密」を読んでみてください。
　旅の途中の西行法師と遊女「妙」の出会いを記載しております。

　全く「歌詠み」なんてわからんオッサンですが・・・
　雨宿りを断られた西行法師が妙さんに「世の中をいとふまでこそかたからめかりの宿りを惜しむきみかな」と言いはったんです。そしたら妙さんに「世をいとふ人としきけば仮の宿に心とむなと思ふばかりぞ」ちゅうて返されたんだそうです。

　一番やってはいけないことですが、超俗っぽい僕の訳で書かせてもらうと、、、
　「雨宿り位ええやんか！」
　「あんた修業中のお坊さんやろ！」　ちゅうことじゃあないかと、、、

　この時、仁安2年（1167年）であります。
　・・・1192年（イイクニつくろう鎌倉幕府）だから平安時代ですよね？
　これが後年、世阿弥（原作は観阿弥？）によって『能・江口』になります。
　・・・世阿弥は室町時代（1336～1573）の人だから数百年後の作品ですよね？

　遊女「妙」さんと西行法師の出会いを描いたものではなく、後年、旅のお坊さんが江口の里を訪れた時、西行法師の歌を詠むと遊女・妙の幽霊が現れて、、、
　ちゅうストーリーです。

　おそらく僕の人生で観る機会がないと思っていましたが、、、映画「博士の愛した数式」に出てきました。

　能・江口のラストは妙さんの幽霊は普賢菩薩になって消えて行く、、、
　らしいです。（ちゃんとみたことありません）

　従軍慰安婦問題では批判にさらされてもしかたがない日本ですが、妙さんを敬う文化も存在していたようです。

(2018-12-10 15:55:09)

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博士の愛した数式の秘密

　前回、当院近所の江口の君堂（南江口にあります）にまつわるお話をさせていただきました。
　そして西行法師と遊女の唄のやり取りから、能・江口が生まれたのですが、、、
　日本の伝統芸能なんて、小学生の知識レベルの僕が「しったか」できたわけは？

　小川洋子先生の小説を読んでいたから・・・

　大変面白い小説でして、、、
　主人公の家政婦さんが、記憶が80分しかもたない数学者の所へ派遣されるところから始まります。依頼したのは博士の義姉でして、どうも博士と関係があるようで、家政婦さんが博士と仲良くなりすぎるのは拒否します。
　
　映画にもなりました。
　小泉堯史監督は脚本も書かれており、小説のようにほのめかすだけでなく、義姉と博士の関係がきっちり描かれています。
　映画ではそれを表現するために能「江口」が使われていますが、原作の小説には全く登場しません。

　良かったらご覧ください。
　
　家政婦さんには息子がいました。
　頭が平たいので、博士はルートと呼びました。
　博士はルートをかわいがり、やがて成人したルートは数学の先生になります。

　まったく知らなかった数学の話が出てきます。
　『友愛数』って知ってますか？　
　双子数とか親和数とも呼ばれるそうです。

　違う２つの数字で、自分自身を除いた約数の和が、互いに他方と等しくなるような数らしいのですが、、、「約数」自体忘れてしまっており、、、小説や映画ではうまく説明してくれます。

　例を挙げたほうがわかりやすいので、、、
　例えば最小の友愛数の組は２２０と２８４だそうです。
　２２０の自分自身を除いた約数は、1, 2, 4, 5, 10, 11, 20, 22, 44, 55, 110 で、全部たすと２８４になります。一方、２８４の自分自身を除いた約数は、1, 2, 4, 71, 142 で、全部たすと２２０である。
　そうそう、約数って「わりきれる数」でした。

　『完全数』とは・・・
　自分自身を除く約数の和に等しくなる数字です。
　これも例を挙げたほうがわかりやすいので、、、
　完全数の最初の3個は６= 1 + 2 + 3、２８= 1 + 2 + 4 + 7 + 14、４９６= 1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 31 + 62 + 124 + 248 です。

　こんなのがわかりやすく述べられていますので、、、
　きっと読んだ子供、観た子供の中から数学者が生まれそうです。
　
　すんません。僕は苦手なままです。

ＰＳ：数字の話になってしまった！　能「江口」は次回に・・・

(2018-12-08 00:58:26)

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江口の君堂の秘密

　前々回スマホのゲームは陰謀ではないかと訴えました。
　だから前回「ポケモンＧＯ」にその街の歴史なんかを組み込んだら学習になるのにと提案しました。

　そしたら、、、思いだしたのです、、、ぜひとも入れてほしい街の歴史を。

　南江口の寂光寺（江口の君堂）さんです。

　この辺り、平安時代は「摂津国の江口の里」と呼ばれてました
　当時の淀川は京都と西国を結ぶ交通のかなめでして、多くの遊女がいてはったみたいです。

　江口の君とは平資盛（たいらのすけもり）の娘で名前は「妙」といい、平家没落の後に乳母の郷里であった江口の里に身を寄せ遊女になってしまいました。
　（貴族から遊女に身を落とすなんて、、、ほんまかいなと思いますが、僕に検証する力はありません）

　勉強しとらん僕にはどんだけえらいお坊さんかわかりませんが、、、
　仁安2年（1167年）西行法師が天王寺の参詣へ向かう途中、江口の里で通り雨に遭い、ある家で雨宿りをさせてもらいたいと申し入れました。

　ところが妙さん、、、きっぱり断りはったんです。

　そこで西行法師が「世の中をいとふまでこそかたからめかりの宿りを惜しむきみかな」と歌を詠みました。（僕が訳しますと「雨宿り位ええんちゃうのん？」です）

　妙は即興で歌を詠み返しました。
　「世をいとふ人としきけば仮の宿に心とむなと思ふばかりぞ」
　（僕が訳すと「あんた修業中の身やろ！そんなん言うてる場合か？」です）

　「見事な返しやなあ～」と感心した西行さんは妙と一晩、歌を詠み合って過ごしたという逸話が残されています。

　のちに妙さん、尼となって光相比丘尼(こうそうびくに)と名乗り、悩める人々の相談役になりました。彼女が亡くなった後に供養のため建てられたのがこの寂光寺と伝えられております。

　この話をもとに、能の「江口」が生まれたのです。
　（僕は能なんて見たことも聴いたこともありません）

　ところが、、、
　能「江口」は僕の大好きな映画「博士の愛した数式」に出てくるのです。
　ぜひ見てください。

　ポケモンＧＯをやりながら淀川の堤防を歩くと、神崎川が別れるあたりに差し掛かったところで「江口の里」に入りこみ「ＴＡＥ」が現れて「歌」のやり取りをするなんてどうかな？

(2018-12-05 11:13:18)

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ゲームアプリの秘密 2

　さて、、、
　ゲームアプリには陰謀が潜んでいるのでは？？？
　なんて、前回アホなオッサンの妄想を披露しました。

　しやけど、eスポーツなどと称してオリンピック競技になるかもしれんテレビゲームに対して、ようそんな悪口言えたもんやなあ～と、、、あきれられてしまっているとは思いますが、性懲りもなく言い訳を記載させていただきます。

　2018-10-05「スマホの秘密２」をご覧ください。
　世の中の一握りの支配者層はスマホを学習に利用しているに違いありません。
　対して、、、
　庶民には、楽しいゲームを与えておき、ささやかな幸せで反抗心をなくさせる作戦です。
　それに対抗するには、一般庶民もゲームだけでなく『学習』にスマホを利用するべきです。

　以前は活字媒体で満たされていた電車の中も、今やスマホだらけで、しかもゲームをしている人の比率が年々上昇しているように思えるのです。
　じつは麻雀ゲームは大好きですが、、、
　テレビでＣＭしているゲームアプリで、なにか身につくことがあるでしょうか？
　電車の中の網棚で週刊誌や新聞拾った方が、なにかしら知識になると思いませんか？　（もう落ちてませんけど・・・）

　若者より中高年に人気再燃！！！

　ポケモンＧＯも、当院となりの大宮神社が闘技場になっているらしく、夜な夜なおっちゃんおばちゃんが集まっています。
　

　2018-04-11「三番叟の秘密」読んでみて！

　この神社にも素晴らしい歴史がおましてなあ～

　推古朝元年（５９３年）、聖徳太子が四天王寺建立の候補地として東淀川にやってきました。そのとき、村の人々は淀川の篁の竹で笛を作って「式三番叟」を舞い、一生懸命もてなしました。聖徳太子は感激して大宮神社に自画像を奉祀してくれはったんです。
　その時の三番叟から『三番』の地名がおこったそうです。

　こんな情報を『ポケモンＧＯ』に取り込むことはできないんかな？
　ゲームしてたら、その町の歴史が身に着くとか、、、
　そしたら歴史が好きになって、磯田先生のように古文書を読みこなす中学生が出現するかもしれません。

ＰＳ：磯田道史先生のことは2018-11-07「狆の秘密」をお読みください。

(2018-12-04 11:06:27)

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