ロッキー動物病院

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昭和のお好み焼きの秘密

　タグは『近所』にしましたが、ちょっとだけ「政治」について書かせていただきたい。
　と言うのは・・・

　先月2015-04-13「大阪都構想の秘密」に記載した通り、、、
　ほんまに腹立ってますねん！
　いまだに、都構想以外の赤字削減案が出てけ～へん！
　
　「大阪市が消えてもいいんですか？」
　「反対と書いてください！」
　「統合しても無駄が出るだけ」

　・・・情緒に訴えてるだけやん！
　・・・統合なんかせんでも○○○したらええやん！って言って欲しいんだ。

　統合なんてしたら混乱するのは目に見えてます。
　基本的に人間は新しいことに首を突っ込むのは面倒です。僕も極めて面倒くさがりだと思っておりますんで、えらそうなことは全く言えません。

　でも、しかし、大阪が東京どころか、神奈川、千葉、埼玉、札幌、名古屋、福岡に差を付けられていってる現状からみんな目をそむけております。長野新幹線、北陸新幹線はすべて東京からです。リニアは名古屋までしか来ないのです。大阪が潤っていたなら来るはずなんですよ！

　税金を払ってくれる本社は大阪から出て行き、職人さんは日給の高い関東に行きます。税金を払う人がいなくなっているのです。

　お叱りを承知で叫ばせていただくと・・・かくなるうえは！
　「カジノからの収入や米軍基地を誘致して補助金もらうしかない！」
　とこまで来ていると考えたほうがいいと思うのです。
　（決して実行しろとは思ってませんが、意識として・・・）

　政治家さんも府民も目をそむけています。（僕も）
　で、イラついておりましたが、、、

　昭和のお好み焼きで有名な、お隣の丸正青果。

　驚異100円のお好み焼き、、、

　右も左も、賛成も反対も、、、

　ほぼすべての政党ポスターが貼りだされています。
　なんでも来い！なのです。
　これぞ大阪人！って感じで、各政党のいいとこどりが一番やなと思った次第。

　食べてみるべし！

ＰＳ：決して統合賛成派ではありません。赤字削減案（身内が血を出す）がこれを期に出てきてくれたらと期待していただけのおっさんです。

(2015-05-06 16:55:32)

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頑固親父の秘密

　三丁目の話になると、ど～しても熱くなってしまい、タグの「映画」が続いております。
　2015-04-30 の緊急連絡でお伝えした金曜ロードショー『三丁目の夕日64』の後、前々回では一作目の宅間先生（三浦友和さん）の奥さんと子供の悲しいエピソード、前回では二作目のヒロミさんがお金がいるので大阪の金持ちのところへ嫁ぐため特急こだまに乗るエピソード紹介しました。
　そのこだま（まだ新幹線はありません）の中で小説「踊り子」を読むのですが、ここでやっと回想がでてきまして、あの名シーン「エアー指輪」を見ることができるのです。世界一きれいなシーンだと思っています。

　そして話は三作目『三丁目の夕日64』へ

　「チチキトク、スグカエレ」という電報が届きます。
　でも、勘当されている茶川さんは素直に帰省しようとはしません。
　父の死に目に合えなかったヒロミさんに説得されてやっと長野に帰りますが、また大喧嘩して帰ってきます。

　茶川さんが次に父の林太郎さんに会ったのは息をしなくなってからでした。
　お通夜の日、分家の奈津子さん（高畑淳子さん）が言うのです。

　「嘘だ、勘当なんて」
　「小説家ってのはそりゃ～厳しい世界だ、背水の陣で挑まなきゃならん」
　「そう言って逃げ帰るところをなくしたんよ」

　そして、自分の部屋に入ると、出ていった時のまま埃一つ無く、、、
　本棚にかぶせられた布をどけると、、、きれいに並べられた
　茶川さんが小説を連載中の「冒険少年」が、、、
　

　昭和の少年にとっては懐かしい！

　しかも、毎号に感想の書いた栞が挟まれていすのです。
　「あきがこない。さすがだ！」

　そして芥川賞候補になった「踊り子」も・・・
　「芥川賞は確実！」

　泣きながら、明治の頑固親父の愛情を感じる茶川さん。

　そして、同じことを淳之介に突き付ける茶川さん。

　「小説家になりたいです。僕から書くことを奪わないでください」
　「ふざけるな～！出ていけ！」

　自分がかけてもらった厳しい愛情を、そのまんま返す茶川さんなのでした。

(2015-05-05 15:08:32)

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踊り子の秘密

　またもやタグの『映画』が続いております。
　よ～するに『allways三丁目の夕日』の話であります。
　も～しわけございません。
　話し始めたら、止まりません。

　前回追伸で第一作の名シーン「エアー指輪」のことを記載しました。
　説明責任があるので書かせていただきます。

　茶川さんは居酒屋のヒロミさんが大好き！

　だから、淳之介も押し付けられてしまいます。
　ヒロミさんがライスカレーを作ってくれた日。
　彼女が言った「先生の奥さんにしてくれる？」
　とうぜん真に受ける茶川さん。
　
　指輪を買って結婚を申し込みたいんだけど、お金がありません。
　しかたなく「箱しか買えなかった」と告白する茶川さんにヒロミさんは・・・
　　「つけて」　と　薬指を差し出すのです。
　架空だけど、二人には見えている指輪を細い指にはめる茶川さん・・・

　これが「エアー指輪」超・名シーンだ！
　　　「きれい・・・」

　さて、表題の「踊り子」って何かわかりますか？
　じつは茶川さん、「続三丁目」で宣言します。
　　　「芥川賞を捕る！」
　それで書いたのが小説『踊り子』なのです。

　ヒロミさんとの思い出がいっぱい詰まった小説でした。
　彼女は病気の父のためにお金が必要になり、大阪のお金持ちのボンボンの所へ嫁ぐことになります。東京駅から特急こだま（まだ新幹線はありません）に乗りこみ、芥川賞候補になった「踊り子」を読むのです。
　　　　・・・そして・・・（ほら見たくなったでしょう？）

　この小説が第三作『三丁目の夕日６４』で素晴らしい小道具になっています。
　僕は読んでみたくって仕方がありません。

　　周りがたとえ、どんな目で君を見ようと
　　僕は知っている
　　はすっばな物言いばかりするくせに----
　　他人の子のために作ったライスカレー
　　ありもしない指輪を見つめて
　　きれいとささやいた君の涙
　　日を追うごと、時を経るほど
　　あの時の涙が
　　僕の胸を締めつける
　　
　　会いたい
　　ただひたすら、君に会いたい
　　
　　あの細くて、折れそうな指に
　　いつか、本物の指輪をはめてあげたい
　　あのはかなげな笑顔を
　　本物の幸せで満たしてあげたい。
　　ただ不器用な者同士
　　肩を寄せ合って、生きていけたなら
　　君の顔を見て
　　君の声を聞いて、暮らしていけたなら
　　それが僕の----
　　心からの願いなんだ

(2015-05-04 14:48:32)

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焼き鳥踊りの秘密

　見ていただきましたでしょうね『三丁目の夕日６４』。
　ティッシュの箱が空になったでしょう？
　ハンカチじゃあなくってバスタオルが必要だったでしょう？

　allways三丁目の夕日がすごいのは、ほとんど回想シーンを使わないところなのです。
　めっちゃ上手に前作のエピソードを利用していながら、前作のシーンの再利用は極力使わないのです。

　第一作『三丁目の夕日』に出てくる

　宅間先生のエピソードが泣かせます。

　ヒロミさんがやっている居酒屋『山藤』で酔っ払う宅間先生。
　「焼き鳥包んでくれる、嫁さんと娘に持って帰るんだ」
　怪訝な顔をする常連客の肉屋（丸山）と自転車屋（吉田）・・・
　なぜなら、二人とも空襲で死んでしまっていたからです。

　宅間先生は包んでもらった焼き鳥をぶら下げながら家に帰ります。
　玄関は暖かな電燈の光に包まれ、扉を開けると、、、
　「お帰りなさい」と妻と娘が居間から出てきます。
　「おいしいね～」と言いながら焼き鳥を食べる二人。
　見守る宅間先生も微笑んでいます。

　・・・でも、、、

　現実は、小さな林の前で酔いつぶれていた宅間先生。
　焼き鳥は、そのころまだ東京にいたタヌキが食べてしまっていたのです。
　「化かされちゃったか・・・」
　とぼとぼ帰る宅間先生を待っていたのは、真っ暗な自宅でした。

　みごとなシーンです。

　ところが・・・

　続編、冒頭シーンはなんとゴジラです。

　『続三丁目の夕日』では全く出てきません。
　なのに、林の前で宅間先生が焼き鳥を持って、、、
　「お～い、でてこ～い」と踊るのです。

　これだけで観客は微笑むのです。しかも悲しみも伴う笑いなので声は出しません。
　山崎貴監督、自信マンマンです。
　「みんなきっと三丁目は観てる」とおもっているにちがいありません。

　第一作では、その他にも六ちゃんが腐ったシュークリームを食べて食中毒になり宅間先生に注射されるエピソードが出てきます。これもまったく「続三丁目」には出てきませんが、続でケーキが出てきただけで観客が笑うのです。

　みんなはまっていて「夕日町」が実在であるかのように思っているんです。

ＰＳ：allwaysはそんな素敵な映画です。ぜひレンタルしてください。しばらく話は続く予定です。お付き合いください。

ＰＳ：一作目の屈指の名シーンはエアー指輪です。2012-02-16「指輪の秘密２」に動画があります。すごいぞ！

(2015-05-03 15:39:49)

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緊急連絡

　大変です！
　明日（5/1）金曜ロードショー　夜９時からでっせ！
　帰宅できない人は、今すぐ録画、予約予約せんと！

　ロッキー動物病院・鑑賞強制映画です。

　あのね、映画の続編って作るのメッチャ難しいんですよ。
　なぜって、おもしろくって高評価だったから、続編制作が決定されるわけで、
　それって、思いっきりハードルは高くなっているわけで、
　おもしろかった第一作より、上手に作られていても、、、
　前作が高評価だったために「な～んや」になってしまいがちです。

　ところがですよ。
　『ALLWAYS・三丁目の夕日』の偉大な山崎貴監督に関していえば、、、
　『続・三丁目の夕日』完璧だと思います。
　続編のお手本だと思います。
　ハリウッドで続編が優秀なのは『ロッキー２』くらいかな？・・・

　ところが第三作目『三丁目の夕日６４』においても、すごいのです。
　第一作、続編ともに高評価であるにもかかわらずレベルを上げてるのです。
　ハリウッドでは「エイリアン」も「ジョーズ」も「ランボー」「ダイハード」も『２』はいまいちです。実はよく鑑賞すると続編は必死で考えられており、映画としてのレベルは上がっているのですが、第一作の衝撃で二作目は低く評価されてしまうのです。つまり一作目と同じくらいおもしろい続編は、一作目よりレベルはかなり上なのです。

　それが、その、第三作目がおもしろいって・・・
　
　あの「ロッキー」でさえ「ロッキー３」になると、ちょっと皆さんに大声でおすすめする勇気は出てきません。
　しかし、、、「三丁目の夕日６４」はおすすめどころか、当院に通っておられる飼い主さんや、後輩の獣医師ならば首に縄着けてでも淡路東宝に監禁し、強制的に鑑賞させてしまおうと本気で思います。

　観ましょうね！　ごっつレベルが高い『３』。

ＰＳ：昨年11月21日、ロッキー待合にてＤＶＤ「三丁目の夕日64」鑑賞会やりました。2014-11-22「健康保険の秘密」をご覧ください。

(2015-04-30 23:59:43)

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