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石油の秘密
 出光(海賊と呼ばれた男)の話が続いておりますが、、、(まだまだ続く)
 映画のパンフレットに載っていた中嶋猪久生(中東経済/石油史)先生が書かれた石油の歴史です。

 石油産業は1859年アメリカで始まったらしいのですが、、、
 そないに日本も後れを取っていたわけではございません。
 明治初年(1868年)には始まっておりました。
 (ほんまこの頃の日本ってすごいですよね、まだちょんまげやと思うし)

 明治7年にはアメリカの地質学者を招聘して、日本列島をくまなく調査。
 「ある程度期待が持てまっせ!」と言われ、ぎょーさん石油のベンチャーが生まれました。

 生産量の第一ピーク、明治42年には29.9万キロリットルの産出量で、中東の油田開発がまだだったので世界第8位だったのです。
 しかし、、、
 「いつまでもあると思うな、石油とプリンターインク」という格言通り、石油産出量は減っていきます。反対に石油消費量はドンドン増えるのです。(あたりまえ!)

 必死で国内油田開発に力を入れますが、、、
 第2ピーク、大正4年の47.2万キロリットルが限界でした。
 
 「もうあかん、外国に行くしかあらへん!」

 当時オランダ領だったインドシナ(現インドネシア)に目を付けます。
 ところがこの辺、石油利権はイギリスさんの縄張りでした。
 何とか食い込もうとする日本。

 昭和の初期、日本経済は発展しまくり、アメリカ経済を脅かすまでに成長していたそうです。
 「くそなまいきなやっちゃー」と経済制裁が発令されまして、アメリカの石油が輸入できなくなったのです。

 ちょうど今安倍さんが行っている真珠湾ばかりが注目されますが、、、
 ほぼ同じころ日本軍はボルネオやスマトラの油田を攻撃して占領しているのです。

空母.jpg 石油を手に入れるために戦争に走り、
永遠の0.jpg 石油がないために戦争に負けてしまう。

 国と国も僕らがやっている喧嘩と変わりません。
 エゴとエゴのぶつかり合いです。
 トランプさんになって、、、大丈夫かなあ?
 (世界中が自分の国第一主義になっていきそうで・・・)

 さて、この辺の油田を任されたのが出光商会なのでした。

 映画では石油統制機構(石統)と軍部が組んで2500人規模の巨大組織を作ろうとしたところ、店主が「国岡商店に任せてもらったら250人でやれまっせ!」と話すシーンが劇的に描かれています。

 結構実話みたいでして、映画では出てきませんが利権を取り損ねた現場の軍人関係者の間では「出光なんて銃殺にしてしまえ」という言葉さえささやかれていたようです。
 それでもフィリピン、マレー、ジャワなど各地に社員を派遣し、言葉通りの「企業戦士」となって働き、兵隊でもないのに多大な戦死者を出しました。
  • (2016-12-29 18:22:50)
販売エリアの秘密
 出光商会はもともと灯油で走っていた漁船に対して、
 「焼玉エンジンは軽油でも走るし、値段は1/3でっせ」
 と売り込んでバカ当たりさせました。
 (前々回「出光商会の秘密」をご覧ください)

 しかも販売エリアを越えて売るために船に軽油を乗せて海の上で売るという、いわば裏技を使って売りまくったのです。

舟.JPG 映画でもしっかり描かれています。

 「ここは海の上じゃあ、下関も門司もないわ!」

 やがて他の会社も軽油を売るようになると出光のシェアは小さくなります。
 かと言って陸上では販売エリアの制約があります。
 海外に打って出るしか策はなくなります。

 満州に目を付けました。
 南満州鉄道(株)と車軸油の取引交渉を始めます。
 出光車軸油の見積もりは、アメリカ製に劣らない性能でスタンダード社の半値です。
 しかし、、、
 この頃、世界の油はヴアキューム、スタンダードといった国際石油資本が牛耳っていたのです。
 
 満州は寒い。めっちゃ寒い。
 車軸油さえ凍ってしまうのです。
 凍ると摩擦熱が生じて、車軸が焼き付いてしまいます。
 機関車が立ち往生してしまう事故が多発しました。
 1918年出光佐三さんは「二号冬候」と言う耐寒性の車軸油を開発。石油メジャーから満州と言う大市場をもぎ取ることに成功しました。

満州.JPG 映画では車軸油の実験が描かれてます。

 ちょっと、誇張した演出かも?(盛った?)

 石油メジャーは煮え湯を飲まされた満州のことを忘れません。ここから喧嘩が始まるのです。

PS:石油メジャーとは、資本力と政治力で石油の探鉱(採掘)、生産、輸送、精製、販売ま での全段階を垂直統合で行い、シェアの大部分を寡占する石油系巨大企業複合体の総称です。
  • (2016-12-28 23:52:32)
神戸高等商業学校の秘密
 前回、大変失礼なことに出光興産創業者・出光佐三さんのことをヤクザだと言ってしまいました。少しフォローしときますが、神戸高等商業学校(現神戸大学)を卒業されたエリートでもあります。
 そして、ヤクザという言葉も部下を率いる力を一番必要とする職業という意味で使用しています。上司の為に・・・と言う力が強大であるのです。
 映画では『店主がやれというなら・・・』と描かれていました。

 さて、この神戸高商で出光佐三さんはトップクラスだったそうですが、水島校長から多大な影響を受けます。
 昭和で言えばバブルでしょうか?当時、日露戦争に勝利した日本は浮かれまくっていました。
 神戸でも拝金主義が蔓延していたようです。
 「とりあえず銭だっせ!」と言う世の中にいるにもかかわらず、水島校長は『金やないで!』と、その風潮を憂慮してはりました。

佐三さん.JPG 佐三さんが出光創業以来言い続ける言葉。

 『黄金の奴隷となるなかれ』意味は「世の中金だけやない」
 『士魂商才』意味は「武士の精神と商人としての抜け目ない才能とを併せもっていること」と書かれていますが、佐三さんの生き方からは武士の心を持って商売をするって感じます。

 一方、内池教授からは・・・
 「生産者と消費者をつなぎ、相手の利益を考えながらモノを配給するのがこれから残る商人だ」と教えを受けます。
 これが後の佐三さんの商売哲学『大地域小売主義』につながります。

 生産者と小売業者の間には卸売業者がいます。
 生産者が利益を上げようとすると卸や小売りが損をする。
 売り手すべてがぎょーさん儲かると消費者がしんどい。
 (自分だけが儲かったらええと考えないところがすごい!)

 で、出光がたくさんの小売店を持って、生産者から仕入れた商品を直接消費者のもとへと届ける。これで消費者の人に安く買ってもらうことができるというわけ。
 ただし、これはめっちゃお金がかかるシステムでして、佐三さんの会社はいつも資金繰りに苦労することになります。

 神戸大学ってすげえ!
  • (2016-12-28 10:33:49)
出光商会の秘密
 百田尚樹著『海賊と呼ばれた男』
syousetu.JPG 飼主さんからいただきました。

 待合に置いています。
 この話はほとんど実話です。

出光マーク.png あのガソリンの出光興産の創業者。
生き方.JPG 出光佐三さんの生きざまが描かれています。
出光商会.JPG 25歳で出光商会を立ち上げました。

 映画『海賊と呼ばれた男』では
岡田.JPG 岡田准一さんが演じる国岡鐵造です。
国岡.JPG 明治44年、門司市に国岡商店を設立します。

 この会社に後の重鎮たちが集まってくるのですが、、、
 ほとんど「次郎長三国志」です。
 まるでというか、ほぼヤクザです。

 現実の話ですが、、、
 出光商会は日本石油の特約店であり、販売担当エリアが決められていました。
 しかし気にせず軽油を売りまくる出光に苦情が殺到します。

 結果・・・船に軽油を積み込んで漁船相手に海の上で売りまくったのです。
 「海の上に販売エリアの境界線はない!」

 これが『海賊と呼ばれる男』の所以なのでした。
  • (2016-12-27 00:43:43)
「海賊と呼ばれた男」の秘密
海賊.JPG 見たで、観たで~、、、『海賊と呼ばれた男』

 監督は山崎貴さんです。
 あの『永遠の0』の監督さんですよ!
 しかも原作はOと同じ百田尚樹さんです。(東淀川出身)
 そのうえ主演もOとおんなじV6の岡田准一さんです。
 (枚方出身ですが、ひらパー兄さんは辞退してほしい、小杉でええやん!)

 期待が大きすぎたためか、ややストーリー展開が難しい気がしましたが、とても素晴らしい映画です。年明けにまた観るでしょう、きっと。そして、淡路東宝に来たら、皆さんを誘ってまた観るつもりです。(その節はご参加よろしく!)

 さて、ちょっと難しいと言った理由は映画の始まりから終わりまでが時系列になっていないのです。それが大きな理由かなと・・・

退屈.jpg あ、まちごうた!これはひらパーの広告。
 (2016-10-28「大河ドラマ税理士の秘密」ご覧ください!)

永遠.jpg これでっせ~! 映画『永遠の0』
terebi.png じつはTVもよかった!
 テレビ東京頑張ってますなあ~(映画よりも原作に近い)

 さて、この映画も現代と太平洋戦争時代を交互に映しだす撮影方法でして、結構混乱するのです。しかし、それを差し引いても素晴らしい!

 むりやりアラ探しすると・・・
 戦争時代の役柄を演じる俳優さんと、その役柄が歳を取った現在パートを演じる俳優さんが似ていないのが気になります。
 (このへん、ハリウッド作品はテレビドラマでさえよく似た役者さんを使っており、負けたと思って悔しい、関係者と違うけど)

 だからか・・・
 『海賊と呼ばれた男』では若い時も歳とった時も同じ俳優さんが演じています。
 それでも、ちょっとだけだけど時間軸は混乱します。

 で、山崎監督はVFX技術者でもあるわけで、CGは得意中の得意。
 すげ~、、、
 持論ですが『CGは過去に使え!』と思っています。
 まだ見たことがない未来に使うより、現実に存在していた過去に使った方が、映画と相性がいいです。絶対!

三丁目の夕日.jpg 懐かしい映像が続きます。
上野.png 冒頭の上野駅で腰を抜かしました。

 たぶん、集団就職で東京に出てきた方は、このシーンで号泣するはず。
 だからCGは過去に使って欲しい!

 悲惨な戦争描写(永遠の0)過去の街並み(三丁目)
 両方とも取りこみ、しかも技術的に進化した映像が『海賊と呼ばれた男』なのだ。

PS:申し訳ございません。この話、しばらく続くと思われます。
  • (2016-12-26 20:06:57)
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