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熊の胆の秘密
 3回前から当院ドッグダンス部が訪れた飛騨高山のお話が続いています。
 前回、40年前の宮川村では胃もたれであろうが、風邪ひきであろうが、肩コリでさえも『熊の胆』で治すと記載しました。
 宮川村出身の方には謝っておきますが、僕が訪れたSくんちでは万能薬だったのです。本当にその地方の出身の方はそうそうと言ってくれると思います。
 (40年も前なので記憶があいまいで、ひょっとしたら古川町だったかもしれません。悪しからず・・・)

 そして目的のスキー場を訪れました。
 驚きました!!!
 シーズン中なのに誰もいません。
 ゲレンデが一つだけの村のスキー場です。
 驚くべきことにリフトは動いておらず、、、「おっちゃんたのむわ」と言わねばなりません。

 「はじめての蔵所の為にはここが一番ええ」と言われ、、、
 定番の無理やりリフトに載せられゲレンデの一番上まで連れて行かれるはめになり、みんなは勝手に滑り降り、一人で降りざる得なくなりました。

 誰もいないので、すごく練習になり、スパルタですが、運動神経が全くない僕でも、一日で滑り降りれるようになりました。

 ところが、、、
 地元の小学校の体育の授業が始まったのです。
 初めてスキー板をはめた二十歳そこそこの若者がよちよち滑る横で、小さな小学生がスイスイ滑っているのです。どんだけカッコ悪かったか!!!

 Sくんちの朝は早く、まずお父さんがブルドーザーで現れます。
 玄関の雪を押しのけ道を作るところから一日が始まります。
 「おまえの家はサンダーバードか!」と叫びました。

 あ、そうそう、S君は子供の時に骨折したそうです。
 「さすがに熊の胆でも治らんやろ!」と言ったら、、、
 「あたりまえや! ちゃんと郵便局長に治しもらったわ」と返されました。
 「え~、院長じゃなくて局長???」
 「このあたりじゃ郵便局長がいちばんうまいんじゃ!」 だそうです。

PS:けっして飛騨地方をバカにしているわけではありません。むしろうらやましがってます。心底また行きたい!!!
  • (2019-10-08 01:29:56)
宮川村の秘密
 宮川村(みやがわむら)は、岐阜県吉城郡にありました。
 過去形なのは2004年(平成16年)に吉城郡の4町村が合併して飛騨市となったからです。

宮川朝市.JPG 宮川朝市、当院ドッグダンス部も訪れたようです。

 今を去る事40年前、僕も訪れました。
 獣医大の同級生S君の実家があったからです。
 僕の初スキーは宮川村なのです。

 昔は太田牧場や長谷川牧場があり牛が飼われていて、養鶏場も多く、田んぼがあちこちにあって、大道南(当院辺り)も大阪市の中では田舎でしたが、、、
 (なにせ、豊里大橋はなく渡し船で守口市に行ってたし・・・)

 40年前の宮川村はど田舎でした。(宮川村出身の皆様ごめんなさい!)

 「俺んちでスキーやろーぜ!」(当時スノボーなんて影も形もありません)と誘われついて行きました。
 まず驚いたのは電車の中からS君の知り合いだらけなのです。
 駅に着くと駅員とも親しげにしゃべっています。
 さすがの大道南出身者でも「コミニティーが小さすぎる」とびっくりしました。

 S君のご両親はとても歓待してくれました。
 ごちそうをいただいたのですが、きわめて量が多かった。
 あげくに「なんか胃がもたれる」と呟くと・・・

 熊の胆(くまのい)を飲まされました。
 熊胆(ゆうたん)とも呼ばれるクマの胆嚢(たんのう)を乾燥させた薬です。
 古来より中国で用いられ、日本では飛鳥時代から、健胃効果や利胆作用など消化器系全般の薬として用いられています。

箱.png  製薬会社が作った箱入りじゃあなく、、、

 鉄砲で打たれた熊から取りだし、乾燥させたものです。
 めっちゃ苦いのですが、、、
 驚くべきことに消化器系の症状だけでなく、頭痛、風邪、筋肉痛、、、
 なんでも「熊の胆のんどけ!」でした。

PS:宮川村には、まだまだ驚かせられました。次回に続く・・・
  • (2019-10-06 10:41:38)
白川郷の秘密
 僕は行ってないのに、前回から当院ドッグダンス部の旅行の話です。

白川郷 (1).JPG 白川郷にも寄ったみたいです。

 夜のライトアップは素晴らしいそうですが、、、
 昔、自転車で訪れました。
 半世紀近く前、高校生の時です。サイクリングの同好会に入っていたのです。
 自転車をたたんで肩にかけ、電車に乗って長野県まで行き、木曽路を走ってまた電車に乗って帰りました。
 「行ってきまーす」と家を出て能登半島に出かけたこともあります。
 携帯電話がない時代に高校生が友達と二人で10日間自転車でいなくなるわけで、当時の親がよく許したなあ~と思います。

 このとき一緒に出掛けたY君は小学生の時からの同級生で、今でも時々会います。かんがえたら半世紀以上付き合ってるわけです。
 いつの間にやら自分の話に持って行ってしまいました。
 (悪い癖です!)

弁天荘.JPG 泊ったのは「弁天荘」
ココ、欄、銀.JPG ポメラニアンも柴犬も泊まれます。
銀蘭.JPG 銀と蘭もくつろいでおります。
眠るココ.JPG 食事中に眠るな! ココはくつろぎすぎ!
たぬきココ.JPG タヌキは宿泊できません!
いのしし.JPG 当然、イノシシも泊まれません!

 宮川朝市にも行きはったそうで、、、

 宮川村には、大学生の頃に行ったことがあります。
 その話は次回に・・・
  • (2019-10-05 10:35:57)
さるぼぼの秘密
 「さるぼぼ」って知ってはります?
 
さるぼぼ.png 岐阜県飛騨高山地方の名産品です。

 岐阜県飛騨地方で昔から作られる人形のことでして、、、
 飛騨では赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言います。
 しやさかい「さるぼぼ」は猿の赤ちゃんです。
 いまじゃあ、飛騨地方のおみやげとしてあちこちの観光地で売られています。

ビール.JPG こんなものまで、、、『さるぼぼビール』

 ロッキー動物病院・ドッグダンス部が岐阜に旅行に出かけました。
 (僕は行ってないけど・・・)

さるココ.JPG これは『さるココ』です。
ひだっち.JPG こっちは「ひだっち」ゆるキャラです。

ドッグラン.JPG ドッグランもあり楽しそうではないですか!

サービスエリア.JPG 最近ではサービスエリアにもついてます。
 
シェルティー.JPG でも、ドッグランは犬と犬が出会う所。

柴犬.JPG 必ずトレーニングが必要です。

 犬は犬同士遊ぶべきです。
 でも、ドッグランでの事故が問題視されています。
 かならずトレーニングしてから連れて行きましょう。

フィールファン.png ドッグトレーニング『フィールファン』

 トレーナーの黒木先生はわざわざ箕面市から出張に来てくれています。
 ロッキーの強い味方でして、日曜にしつけ教室を開催しています。

 ぜひ!(ちょっとCM入ってしもた!)
  • (2019-10-05 00:55:17)
ヤミ米の秘密
 ヤミ米とはなんでしょう?
 食糧管理法に違反し流通した米。自由米なんて呼ばれたりもします。

 では、、、食管法とは、、、?
 国民の食糧の確保および国民経済の安定を図るために食糧を管理し、その需給・価格の調整、流通の規制を行うことを目的とする法律です。
 昭和17年(1942)に施行され平成7年(1995)まで存在していました。

 前回は、戦争反対を掲げて特高警察に捕まり拷問で死んでしまった小説家・小林多喜二先生のことを書きました。
 僕にはそんな勇気がありませんが、子供や孫、ひ孫の時代に日本が戦争に走った場合、陰で軍部や政府の悪口は言いまくるでしょうが、ちょっとだけでも勇気のなかった自分を責めることも忘れないようにしようと思っています。

 そしてもう一人、皆さんに伝えたい人がいます。
 どちらかと言えば政府側、すなわち戦争を起こした方側の人間です。

 山口 良忠さんは、1946年(昭和21年)に東京区裁判所の経済事犯専任判事となり、主にヤミ米等の摘発(食糧管理法違反)で検挙、起訴された被告人の事案を担当しておりました。

 戦争に負けて、疲弊した日本は、恐ろしいほどの食糧難でした。
 国から配給される配給米だけでの生活は絶対不可能だったのです。

 東淀川で農家だった父の家は大丈夫だったのでしょうが、商売人だった母方は苦労したのでしょう。米を求めて汽車に乗り田舎に買い付けに行きました。

 その汽車の中では、時々ヤミ米の摘発が行われます。
 着物と物々交換で手に入れた米を警察官に取り上げられました。
 必死の思いのヤミ米を取り上げられた人たちは・・・

 『おまえらが食べるくせに・・・』とあたまの中で叫んでいました。
 
 それは当たっていました。
 そうしないと飢死するからです。
 僕が当時の警察官なら絶対そうします。

 山口判事はそうしなかったのです。

 配給食糧以外に違法であるヤミ米を食べなければ生きていけないのに、それを取り締まる自分がヤミ米を食べてはいけないという思いでヤミ米を拒否するようになったのです。
 配給のほとんどを2人の子供に与え、自分は妻と共にほとんど汁だけの粥などをすすって生活しました。見かねた親戚や友人などが食糧を送ったり、食事に招待しましたが、それすらも拒否します。イモを栽培したりもしましたが、栄養失調になってしまいます。
 
 そして「被告人がいつまでも未決になってしまう」と療養も拒否します。

 とうとう1947年(昭和22年)8月27日に地裁の階段で倒れ、9月1日に最後の判決を書いたあと、やっと故郷の白石町で療養することとなりました。
 
 しかしながら同年10月11日、栄養失調に伴う肺浸潤(初期の肺結核)のため天に召されました。まだ33歳の若さでした。

 僕はこんな勇気のある行動はできません。
 当時の首相夫人は「夫妻の工夫が足りない」と言ったそうです。
 僕は工夫が足りないのではなく、融通が利かなすぎるのだと思います。
 よく意地を張り続けたなと尊敬しますが、批判なんて絶対ようしません。

 一人の死によって、政府が食管法のあり方を考え直すきっかけとなり、多くの人の餓死を防いだのではないかと思います。
  • (2019-09-23 13:38:15)
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